ぶんかつブログ

〈冬木小袖〉修理Pの特設コーナーがオープン!

尾形光琳が手描きで秋草の文様を表した貴重なきもの、重要文化財「小袖 白綾地秋草模様(こそで しろあやじあきくさもよう、 通称〈冬木小袖〉)」(東京国立博物館所蔵)を修理するために、皆さまのご寄附を集める〈冬木小袖〉修理プロジェクト。立ち上げからひと月がたちましたが、すでに多くの方からインターネットを通じてご寄附をお寄せいただきました。心から感謝申し上げます。

▷〈冬木小袖〉修理プロジェクトのページを見る

ネットでの寄附には少し抵抗がある方や、もっと手軽にこのプロジェクトに参加したいという方のために、2020年2月18日(火)から、東京国立博物館(トーハク)内に特設コーナーを設け、募金箱を設置しました。


〈冬木小袖〉プロジェクト特設コーナー
本館1階11室(彫刻の部屋)脇の階段室にあります。

〈冬木小袖〉についての解説や、プロジェクトに関する情報を掲載したチラシも配布しています。
お時間のある方には、〈冬木小袖〉オリジナル折り紙もご用意しました。

あらかじめつけられた折山線の指示に従って折っていくと、光琳の模様を忠実に再現した美しい小袖ができあがります。


〈冬木小袖〉のオリジナル折り紙

難しいところは、ここ。


衽(おくみ)の部分を折り、できた三角をつぶして、袖のかたちをつくります。

もしも手順に迷っている方、特に折り紙の経験のない海外からのお客様などいらしたらぜひ、お客様同士で声をかけ合って、完成させてください。
できあがった、アナタだけの〈冬木小袖〉はトーハクの思い出としてお持ち帰りいただけます。
楽しく遊んだあとは、皆さまから、少しのご寄附をお願いできれば、と思います。
皆さまの思いが〈冬木小袖〉とともに未来につながります。

また本館1階のミュージアムショップでは、〈冬木小袖〉をモチーフにしたグッズを集めた特別コーナーを設けます。これらの商品をお買い求めいただくと、その売上の一部がプロジェクトに寄附されます。


本館1階 ミュージアムショップ特設コーナー
一筆箋、手ぬぐい、蒔絵シールなど、〈冬木小袖〉の魅力たっぷりのグッズ

折り紙を楽しんだり、素敵なグッズを買ったり、ミュージアムでの楽しいひと時が文化財を未来につなぐ活動になります。
ぜひ、お気軽にご参加ください。

このプロジェクトをできるだけ多くの人に伝えるために、今後も様々な展開を考えております。
ぶんかつウェブサイト、プロジェクトの「イベント情報」でもお知らせしていますのでぜひチェックしてみてください。

▷〈冬木小袖〉イベント情報のページを見る

このブログをご覧いただいた皆さまのご来館、そしてご寄附を心よりお待ちしております。