巡回展でも貸与促進事業への申請は可能ですか?

可能です。
ただし、本事業の利用を希望する各巡回館がそれぞれに申請書を提出する必要があります。

貸与促進事業に採択されたことがある博物館・美術館であっても、再度申請を行なうことは可能ですか?

可能です。
ただし、申請要項にもございます通り、本事業を広く活用していただくため、過去に採択されたことがない博物館・美術館を優先して選定する場合があります。

申請を検討していますが、国立博物館収蔵品の借用にあたり展示施設の環境面で不安があります。

文化財活用センター〈ぶんかつ〉保存担当では、ミュージアムにおける文化財の保存環境に関する相談窓口を設けています。
展示環境にご不安がある場合、下記お問い合わせフォームをご活用ください。

文化財保存環境に関するお問い合わせ
本事業を利用して同一展覧会のために国立博物館収蔵品と国立博物館寄託品を借用したい場合、
どのような手続きを行なえばよいですか?

寄託品の借用を希望される場合は、本事業への申請とは別に、寄託品を保管している各国立博物館へ借用申請を行なってください。

貸与促進事業への申請よりも前に、各国立博物館の作品担当者に出品交渉をしても問題ないですか?

問題ありません。
なお、本事業への申請よりも前に、〈ぶんかつ〉が輸送費を支出しない、いわゆる通常の借用申請を各国立博物館に行なっていただいても問題ありません。

年度をまたぐ展覧会であっても、貸与促進事業への申請は可能ですか?

可能です。
例えば、2024年3月(2023年度)に開幕し2024年5月(2024年度)に閉幕する展覧会は、2023年度貸与促進事業としてご申請いただけます。

 

貸与促進事業では、地域に直接ゆかりがない国立博物館収蔵品を借りることはできませんか?

展覧会のテーマや作品の取り上げ方によっては、地域と直接的なゆかりがない収蔵品であっても、借用希望をお出しいただくことは可能です。
例えば、2021年度事業の奈良県立美術館「森川杜園」展では、奈良出身の彫工・森川杜園のみならず、杜園との影響関係を示す資料として、柴田是真や石川光明、竹内久一らの作品を東京国立博物館からお貸し出ししています。

(参考)「生誕200周年記念 森川杜園展」の展覧会ページを見る
国立博物館で保管されている文化庁所蔵品や寄託品も、貸与促進事業の対象となりますか?

いいえ。
本事業の対象となる文化財は、国立博物館の収蔵品のみです。文化庁所蔵品や寄託品は、本事業の対象外です。

 

輸送業者への支払いを事業実施対象館が一時的に立て替える必要はありますか?

いいえ。
本事業の貸与作品を扱う文化財輸送業者との契約は〈ぶんかつ〉が行なうため、輸送費用は〈ぶんかつ〉が輸送業者に直接支払います。事業実施対象館に輸送費用の立て替えをお願いすることはございません。

〈ぶんかつ〉が契約する文化財輸送業者の車両(美専車)に、
国立博物館以外からの借用品を混載することは可能ですか?

まずは、〈ぶんかつ〉貸与促進担当にお問い合わせください。
〈ぶんかつ〉が手配する輸送業者と各事業実施対象館が手配する輸送業者が同一(同系列)であれば、混載を認める場合もありますが、詳細については〈ぶんかつ〉貸与促進担当へ事前にご連絡の上、お早目にご相談ください。

 

作品とともに免震台等の展示用品を借りることは可能ですか?

まずはお問い合わせください。
ご希望に沿えない場合もございますが、過去に小型の免震台を作品とともにお貸し出しした事例がございます。

貸与促進事業に採択された場合、展覧会の図録を必ず作成しなければならないですか?

いいえ。
本事業では、展覧会図録を作成しなければならない等の制約はございません。