NHK×東京国立博物館×文化財活用センター
「8K文化財」プロジェクト

文化財活用センター〈ぶんかつ〉は、東京国立博物館、NHKと共同で、最先端のスキャナーやフォトグラメトリ技術を使った超高精細な3DCG=「8K文化財」の制作とその活用・展開に関する共同研究プロジェクトを実施しています。
展示室ではかなわなかった“見えないものが見える”驚きと、発見に満ちた「新たな鑑賞体験」の創出を目指すとともに、文化財に親しむ機会を提供します。

本プロジェクトの目的

  • 「8K文化財」を活用した、文化財に親しむ機会の拡大と文化財についての理解促進
  • 「8K文化財」と8Kモニター等のデジタルツールを組み合わせた体験型展示や放送番組、イベントの創出
  • 教育・研究をはじめとする幅広い分野における「8K文化財」および共同研究の成果の利活用
「8K文化財」プロジェクトについて

東京国立博物館とNHKが2020年から取り組んできた「みんなの8K文化財」プロジェクトでは、制作した「8K文化財」を東京国立博物館での展示やNHKの番組・イベント等で公開してきました。
2023年度からは〈ぶんかつ〉も加わり、「8K文化財」プロジェクトへと進化。既存コンテンツに日本語・英語字幕、手話CGサービスなど新たな社会包摂サービスを加え、さらに広い層に向けてコンテンツの公開と活用を目指します。

 

 

 

コンテンツ開発事例

2022年秋に東京国立博物館で開催した展示「未来の博物館」では、「洛中洛外図屏風(舟木本)」(東京国立博物館蔵)、「救世観音像」(法隆寺蔵)などの「8K文化財」を使った体験型展示を実現。9万人をこえる来場者に新たな鑑賞体験を提供し、好評を得ました。
さらに2023年度には、「未来の博物館」で公開した「洛中洛外図屏風(舟木本)」のコンテンツをより多くの人にお楽しみいただくため、多言語字幕・手話CGを搭載したコンテンツを開発しました。


インタラクティブな体験展示「デジタル ハンズ・オンギャラリー」(2022年「未来の博物館」会場風景)