展示 ・イベント

江戸きものLOOKBOOK

会期 2024年7月23日(火) ~  2024年9月23日(月)
会場 東京国立博物館 本館特別3室
開館時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※毎週金曜日と土曜日は夜20:00まで開館
※総合文化展の開館時間に準じます。
※このデジタルコンテンツは閉館時刻の15分前に終了します。
※8月30日(金)、8月31日(土)は夜間開館を実施しません。18:00から東博縁日を開催します。
休館日 月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
観覧料金 (総合文化展)一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
※総合文化展観覧料または開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)でご覧いただけます。
主催 文化財活用センター・東京国立博物館・シャープ株式会社
多言語ページ English
https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=dtl&id=42&lang=en

简体中文
https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=117

한국어
https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=118
関連ウェブサイト 東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
 

 

あなた流に着こなす、江戸きもの

「きもの」にはどんなイメージがありますか。日本の伝統衣装?成人式や結婚式のフォーマルウェア?
江戸時代、きものは人々が日常的に、簡単に着られるカジュアルウェアでした。
現代のようなファストファッションのない時代、きものはどのように注文されていたの?江戸時代のきものを注文して、着てみたら…… ?わくわくする想像をデジタル技術で実現します。

※予定が変更になる場合があります。最新の状況は東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。

自分だけのきものを注文

会場内では、江戸時代に発行されていたきもののデザインブック「雛形本」をイメージした会場限定のLOOKBOOKをご覧いただけます。江戸のトレンドをチェック!
デジタル着用体験ができるきものは2種類。どちらも東京国立博物館が所蔵する文化財です。着てみたいデザインをどちらかひとつ選んだら、タブレットを使ってきもののメインカラー・ポイントカラーを好きな色に変更できます。お好みの一着を注文してください。

雛形本(ひながたぼん)って?

「雛形本」には、木版刷りのモノクロ冊子の中にはたくさんのデザインがつまっていて、「生地の色は○○」「模様にはこんな技法を」と簡単な言葉が添えられていました。
江戸時代の人々は、この雛形本をみながら呉服商にきものを注文しました。ときには、色や技法を自分の好みに変えていたようです。現在のファッション雑誌のような役割も。

雛形本の一例
寛文7年(1667)刊『新撰御ひいなかた』

実際につくられた帷子
濃茶麻地菊棕櫚文様帷子 江戸時代・17世紀 京都国立博物館
ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)

※上記の作品2点は、本展の会期中、東京国立博物館での展示はありません。

 

 

特別なフィッティングルームへ

注文したきものは、バーチャルのフィッティングルームで試着が可能です。
モニターの前で指定されたポーズをとると、きもの姿のあなたが出現!選んだきものの注目ポイントも聞くことができます。
模様のひみつや、つかわれている技法など、ほかのきものを見るときにも役立つ「きものの楽しみ方」が分かります。


会場イメージ

 

撮影してみんなにシェア!

フィッティングルームでは、あなただけの一着をまとった姿をご自身のスマホ等で撮影できます。
みんなにシェアしてみましょう。江戸時代の人々も、自慢のきものを競うように披露していたそうです。
SNSでシェアする際には、「#江戸きものLOOKBOOK」とつけてくださいね!

 

担当研究員の思い                

                                              小山 弓弦葉(東京国立博物館 調査研究課長)

江戸きものはオートクチュール。その注文に用いられたのが、たくさんのきもののデザインを載せた「雛形本」です。江戸時代前期から中期にかけては、経済力をつけた町家の女性たちがもっとも華やかなきものを着て、お互いに自慢しあった時代でした。元禄期だけでも23冊あまりの雛形本が刊行され、ファッションへの関心の高さがうかがえます。女性たちはそれらの雛形本を眺めながら、色を選び、刺繡や絞りなどを入れる場所を相談して、自分好みのきものをあつらえたことでしょう。今日は 江戸時代にタイムスリップ。どんなきものが仕立て上がってくるのでしょう。ぜひ、江戸きもの体験を楽しんでみてください。

 

 

アンケートに答えてステッカーをもらおう!
配布期間:2024年7月23日(火)~8月25日(日)*なくなり次第終了

ウェブアンケートに答えてくださった方に、オリジナルステッカーをプレゼントします。
体験後、会場内の二次元コードからウェブアンケートにアクセスし、アンケート回答完了画面を会場内スタッフにご提示ください。

きもので体験キャンペーン
配布期間:2024年8月27日(火)~9月23日(月・休)*なくなり次第終了

きもの・ゆかたをお召しになって本展会場にいらっしゃった方に、オリジナルステッカーをプレゼントします。
ご希望の方は会場内スタッフにお声がけください。

ステッカーは全部で3種類。どんなステッカーがもらえるかは当日のお楽しみ!
*数に限りがございます。なくなり次第配布を終了します。
*お渡しするステッカーは、おひとりにつき1枚までとさせていただきます。ステッカーの種類を選ぶことはできません。
*配布期間は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。

期間中の展示作品

本館2階、10室では江戸時代の裕福な町人女性がまとっていたきものや帯を、当時の浮世絵や髪飾りとともに展示しています。人々がどんな風にトータルコーディネートをしていたのか、想像しながらご覧ください。

帷子 黒紅麻地扇面雪輪手筥秋草模様
展示期間:2024年6月25日~8月25日

振袖 白綸子地大菊小花模様
展示期間:2024年8月27日~10月20日

本展でデジタル試着できるきもの2点の実物は、この秋、東京国立博物館で展示されます。

  • 小袖 黒綸子地波鴛鴦模様 2024年10月22日 ~ 12月22日 本館10室
  • 振袖 白縮緬地梅樹衝立鷹模様 2024年10月29日 ~ 12月8日 本館特別1室

 

トーハクキッズデープログラム:江戸きものファッションツアー

むかしの人も、きものでふだん着のおしゃれを楽しんでいました。江戸時代のきものファッションのひみつを展示室でさぐります。(小学校低学年のお子さんが楽しめる内容でお話しします)

日時 2024年7月28日(日)
10:00/11:30/13:30/15:00開始(各回約30分)
募集方法 当日現地に集合(事前申し込み不要、各回20名程度)
集合場所 本館2階10室

 

トーハクキッズデーの詳細をみる

 

 

 

東京国立博物館・文化財活用センター・シャープ株式会社は、あたらしい文化財鑑賞体験を可能にするコンテンツを開発しています。

2024年7月23日~9月23日、本館特別3室「日本美術のとびら」では期間限定のコンテンツ「江戸きものLOOKBOOK」を展示します。10月8日からはデジタル年表などを展示します(2024年9月25日~10月6日は閉室)。