会期 2022年9月22日(木) ~ 2022年11月6日(日)
会場 鹿児島県歴史・美術センター黎明館
貸与件数: 30件
ホームページ https://www.pref.kagoshima.jp/reimeikan/
主催 令和4年度黎明館企画特別展実行委員会
(鹿児島県歴史・美術センター黎明館、南日本新聞社、MBC南日本放送)
後援 鹿児島県教育委員会、鹿児島市教育委員会、NHK鹿児島放送局、KKB鹿児島放送、μFMエフエム鹿児島、鹿児島シティエフエム、表千家同門会鹿児島県支部、茶道裏千家淡交会鹿児島支部、鹿児島陶芸家協会、鹿児島県薩摩焼協同組合
特別協力 文化財活用センター、東京国立博物館、九州国立博物館
ぶんかつブログ(展覧会紹介) https://cpcp.nich.go.jp/modules/rblog/index.php/1/2022/10/14/blog113/
チラシPDF

日本の伝統文化のひとつである茶の湯は、中国から伝来した喫茶法をもとに育まれました。室町時代には将軍家を中心に権威の象徴となり「唐物」が愛好されましたが、安土桃山時代に千利休(1522~1591)が侘茶を大成すると、新たに価値づけされた「和物」が登場し、政権者から大名、町衆へと広がりました。
本展では、東京国立博物館から、薩摩焼を代表する文琳形茶入として名高い「黒釉文琳茶入 銘 望月」をはじめとする23件、九州国立博物館からは「油滴天目」(重要文化財)を含む7件を貸し出し、侘茶との出会いや大名茶への展開など、歴史の動向や様々な文化交流によって拡がる薩摩の茶の湯文化の歴史について人的交流を軸に紹介します。


主な出品作品

白釉蓮葉茶碗 薩摩・竪野系 江戸時代・17世紀後半 東京国立博物館蔵

黒釉文琳茶入 銘 望月 薩摩 江戸時代・17世紀 松永安左エ門氏寄贈 東京国立博物館蔵

織部洲浜形手鉢 美濃 江戸時代・17世紀 蓑進氏寄贈 東京国立博物館蔵

重要文化財 油滴天目 中国・建窯 南宋時代 九州国立博物館蔵

開催の様子

鹿児島県歴史・美術センター黎明館への入り口となる御楼門と展覧会の看板

鹿児島県歴史・美術センター黎明館 外観

「茶の湯と薩摩」展 展示会場風景

重要文化財 油滴天目(中国・建窯 南宋時代、九州国立博物館蔵)を展示

黒釉文琳茶入 銘 望月(薩摩 江戸時代・17世紀、東京国立博物館蔵)を、ともに伝わった3種の仕覆とともに展示

耳付水指 銘 龍田川(備前 安土桃山~江戸時代・16~17世紀、東京国立博物館蔵)を展示