「保存環境管理概論」講義の様子。ソーシャルディスタンス確保のための座席配置となっています。

場所: 東京文化財研究所地下会議室
参加者数: 17名
会期: 2020年10月5日(月) ~ 2020年10月16日(金)

*受講者の募集と応募は、都道府県教育委員会を通じて行なっており、東京文化財研究所や当センターへの直接応募は受け付けておりません。受講希望の方は各教育委員会にお問い合わせください。

  *申し込みはすでに締め切りました。


本研修は保存担当者を対象に、主に自然科学的知見に基礎をおいた、保存に不可欠かつ基本的な知識や技術を、講義や実習を通じて学んでいただき、その資質の向上をもって保存に資することを目的に行なうものです。

例年は7月に行なっている「博物館・美術館等保存担当学芸員研修」(主催:東京文化財研究所・文化財活用センター)ですが、令和2年度は東京オリンピック・パラリンピックの開催予定時期に近いということがあり、10月5日から2週間の開催となります。



新型コロナウイルスの影響で、参加者を17名に限定し、徹底した対策を講じた上での実現でした。

前年度と同じく、前半週を文化財活用センター〈ぶんかつ〉が担当し、主に展示・収蔵環境管理の基礎についての講義等を行ないました。

これまで36年間に渡り行われてきた本研修会ですが、令和3年度以降は、当センターが主催する”基礎コース”、東京文化財研究所による”応用コース”に分け、別日程で開催します。

”基礎コース”は、温湿度、照明、空気環境などの保存環境管理に特化した内容で、令和3年度は8月2日(月)~6日(金)、1月17日(月)~21日(金)の2回、東京国立博物館内において、同じカリキュラムで実施する予定です。参加者の募集はこれまでと同じく、都道府県、および政令指定都市の教育委員会等担当部署を通じて行ないます。