複製品詳細
名称 | 平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風 |
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ふりがな | へいけものがたり いちのたに・やしまかっせんずびょうぶ |
員数 | 6曲1双 |
複製材質等 | 和紙に印刷・金箔 |
複製制作年 | 2017 |
複製法量 | 各 縦155.4× 横373.8 |
複製制作 | 綴プロジェクト(寄贈) |
原品詳細
原品所蔵者 | イギリス・大英博物館 |
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原品材質等 | 紙本金地着色 |
原品時代・世紀 | 江戸時代・17世紀 |
作品解説
平家物語は、平安時代末期に政権を握った平家の栄華から没落までを綴った物語です。鎌倉時代に成立し、琵琶法師(びわほうし)の弾き語りによって全国へ広まり、室町時代末から江戸時代初期にかけて「平家物語」を主題とした屏風が数多く制作されました。この高精細複製品の原品は、江戸時代初期に描かれたもので、作者は不明ですが、迫力のある画面構成と緻密な描写は、有名な絵師の手によるものと考えられます。全体をご覧いただくと、合戦の一場面に見えますが、近づいて見ていくと時間が異なる複数の場面が描かれていることがわかります。 右の屏風には、「鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし」や「熊谷直実に呼び戻される平敦盛」など、平家物語巻九「一の谷合戦」に出てくる二十一の場面が、左の屏風には、「那須与一の扇の的」や「義経の弓流し」など、平家物語巻十一「屋島合戦」に出てくる八つの場面が描かれています。