複製品詳細
名称 | 観楓図屏風 |
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ふりがな | かんぷうずびょうぶ |
員数 | 6曲1隻 |
複製材質等 | 和紙に印刷 |
複製制作年 | 2020 |
複製制作 | キヤノン株式会社 |
原品詳細
指定 | 国宝 |
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作者出土地等 | 狩野秀頼 |
原品所蔵者 | 東京国立博物館 |
原品材質等 | 紙本着色 |
原品時代・世紀 | 室町~安土桃山時代・16世紀 |
原品機関管理番号 | A-10470 |
作品解説
画中に押された印章から、狩野秀頼筆とわかる。元信の次男の秀頼とする説、孫の秀頼とする説がある。画面右奥の伽藍は京都・高雄の神護寺、左奥の雪に閉ざされた参道は、愛宕神社に続く道と見られ、一般に「高雄観楓図(たかおかんぷうず)」と呼ばれている。紅葉の名所として名高い高雄の清滝川のほとり、紅葉の下で着飾って酒食を楽しむ男女や僧の姿と、寺社へ向かう橋を前景に描く。楓の葉の赤が全体に散りばめられ、画面の彩りは豊かであるが、色調はむしろ重厚で、落ち着いた風格がある。画面を秋の景物で埋めながら、一部に冬の景色も描いてあり、平安時代以来の四季絵の伝統を踏まえた構成になっている。失われた他の1隻の屏風には、おそらく春夏の景物が描かれていたものと見られる。 ―e国宝解説より