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みみずく土偶(部分)
みみずく土偶(正面)
みみずく土偶(背面)

複製品詳細

名称 2-5 みみずく土偶
ふりがな みみずくどぐう
員数 1個
複製材質等 樹脂製
複製制作年 2019
複製法量 高20.5 cm 幅9.8cm 厚3.5cm 重量650g
複製制作 凸版印刷株式会社

原品詳細

指定 重要文化財
作者出土地等 埼玉県さいたま市 真福寺貝塚出土
原品所蔵者 東京国立博物館
原品材質等 土製
原品時代・世紀 縄文時代(後期)・前2000~前1000年
原品機関管理番号 J-39223

作品解説

縄文時代に土でつくられた人形(ひとがた)、土偶です。土偶は女性をあらわし、安産や子孫繁栄、豊かな自然の恵みを得ることを願って使われたと考えられています。この土偶は大きな頭の部分に対して身体は薄く作られ、自分では立つことができません。おそらく、手に持つか、何かに立てかけて使われていたのでしょう。  顔はハート型にふちどられ、丸い目と口は薄い粘土をはりつけてあらわされています。この顔の表現が動物のみみずくに似ていることから、みみずく土偶と言われています。頭の大きな突起は、結った髪や、櫛(くし)を表しています。大きな耳にも、粘土で丸く何かが表現されています。これは、今でいうピアスのように耳たぶに穴をあけ、そこに耳飾りをはめ込んでいる様子です。それにしてもずいぶん大きな耳飾りです。このみみずく土偶は、縄文時代後期の後半から晩期の前半にかけての関東地方で、いくつか見つかっています。同じ地域からは、土で作られた丸い耳飾りも数多く発見されています。小さなものから直径が10センチくらいある大きなものまで様々ですが、いずれもみみずく土偶のように耳にはめこんでいたのでしょう。このように、土偶は当時の人々の流行のファッションや髪型を想像する手がかりにもなるのです。―ColBase解説より