文化財の保存

【終了】令和3年度「博物館・美術館等保存担当学芸員(基礎コース)」

基礎コース 講義中の様子

場所: 東京国立博物館黒田記念館セミナー室
参加者数: 21名
会期: 2022年1月17日(月) ~ 2022年1月21日(金)

文化財活用センター〈ぶんかつ〉が主催する、令和3年度「博物館・美術館等保存担当学芸員研修(基礎コース)」を、2022年1月17日(月)~21日(金)の5日間、東京国立博物館黒田記念館セミナー室にて開催します。全国から21名の学芸員や、自治体の文化財行政担当者が参加し、博物館等の展示・収蔵空間に求められる環境とその管理について学びます。

 

 

 



1984(昭和59)年度以来、毎年行なっている「博物館・美術館等保存担当学芸員研修」は、今年度より、文化財活用センター〈ぶんかつ〉が主催する基礎コースと、東京文化財研究所による上級コースに分離して、それぞれ開催することになりました。基礎コースは、展示・収蔵空間における、資料保存のための環境管理の基礎を、自然科学の見地から学んでいただくことを主眼としています。

今年度は、2021年8月2日~5日、2022年1月17日~21日の2回開催予定でしたが、8月の回は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発出により、残念ながら中止となり、1月の回が基礎コースとしての初回になりました。

1月の回には、全国から21名の学芸員や文化財行政担当者が参加しました。換気などの感染防止対策を十分に講じた中で、温湿度や空気環境などの環境が資料に及ぼす影響、保存のための環境条件、それを維持するための方法やモニタリングについて学んでいただいた5日間でした。