ちばしびになりきり美術館がやってきた!
7月11日から千葉市美術館(ちばしび)で「びじゅチューン!×ちばしび なりきり美術館」がはじまりました。
「なりきり美術館」は、アーティストの井上涼さんが世界の“びじゅつ”を取り上げ、たのしい歌とアニメで紹介するNHK Eテレの番組「びじゅチューン!」とコラボした展覧会です。2018年に東京国立博物館で開催し、2019年には九州国立博物館、富山県美術館へと巡った大人気の企画。この夏はちばしびに「なりきり美術館」がやってきました!
会場のさや堂ホール入口では見返り美人がお出迎え。
ちばしびでは3つのコンテンツを楽しめます。
体感!ザパーンドプーン北斎
さや堂ホールに巨大スクリーンが登場!葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」の波の大きさを感じてみましょう。
葛飾北斎「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」
さらにちばしびでは、ジャンプの高さで波がどんどん大きくなる仕掛けも。絵のなかの波になりきってジャンプ!「大波」をだせるかな?
5階の常設展示室ではほんものの「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」をご覧いただけます。迫りくる波を想像しながら作品をみれば、もっとたのしいはず。
見返らなくてもほぼ美人
菱川師宣の「見返り美人図」は、なぜ振り返っているのでしょう?
菱川師宣「見返り美人図」
「びじゅチューン!」では、恋する男性をチラチラ振り返って見ていたらぐるぐる回ってドリルになってしまった見返り美人。見返り美人になりきって、その前後のストーリーを想像しながら、はい、ポーズ!モニターの中の見返り美人が、あなたの動作に合わせて動きます。
雨は愛すがどう描く?
歌川広重の浮世絵「名所江戸百景・大はしあたけの夕立」。
歌川広重「江戸名所百景・大橋あたけの夕立」
会場では、浮世絵の製作工程がわかる工程見本を展示しています。版を重ねるごとに激しくなる雨の表現にも注目してみましょう。
おみやげの「名所江戸百景・大はしあたけの夕立」絵葉書には雨の線がありません。あなたはどんな雨をふらせる?「ざぁーーーーーっっっ」、「さぁさぁ」、「ぽつぽつ」、おうちで自分の好きな雨をふらせましょう。
常設展示室では、広重が雨の情景を描いた別の作品も展示されています。お気に入りの雨を探してみてくださいね。
しばらくの間、美術館拡張のためお休みしていたちばしび。7月11日のリニューアルオープンにあわせて、7・8階の企画展示室では「帰ってきた!どうぶつ大行進」を開催中です。こちらもお見逃しなく。
みなさんもこの夏、びじゅつであそんでみませんか?ちばしびでお待ちしています!
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- 2020年07月21日 (火)