展示 ・イベント

8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」

会期 2018年11月27日(火) ~  2018年12月25日(火)
会場 東京国立博物館 法隆寺宝物館 資料室
開館時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)※ただし、会期中の金曜・土曜は21:00まで、日曜は18:00まで開館
休館日 月曜日
観覧料金 一般620円(520円)、大学生410円(310円) ※総合文化展観覧料でご覧いただけます
主催 東京国立博物館、国立文化財機構文化財活用センター
コンテンツ制作 文化財活用センター・NHKエデュケーショナル
お問い合わせ 03-5834-2856(文化財活用センター)
ホームページ 東京国立博物館
https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=past_dtl&cid=5&id=9918
 

奈良・法隆寺(ほうりゅうじ)の東院伽藍(とういんがらん)の絵殿(えでん)を飾っていた国宝「聖徳太子絵伝(しょうとくたいしえでん)」の高精細画像を、大型の8Kモニターでお楽しみいただく展示です。
国宝「聖徳太子絵伝」は、聖徳太子(574-622)の伝説をもとに千年近く前に描かれたもので、太子の住まいがあった斑鳩(いかるが)あたりを中心にパノラマのように景色が広がり、太子の起こしたさまざまな奇跡を知ることできます。しかし、現在画面は長い年月を経ていたみもあり、くわしく鑑賞することがかないません。
超高精細カメラで絵の細部まで撮影した画像を、タブレットで自由に操作しながら、8Kモニターに映しだすことで、聖徳太子の生涯が生き生きとよみがえります。この映像アプリケーションをお楽しみいただくことで、聖徳太子と絵伝の魅力をもっと知っていただければと思います。

展示のみどころ

国宝「聖徳太子絵伝」 ※会場には実物大の複製グラフィック(10面)を展示しています

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【部分】太子、群臣に先んじて皇后を拝する

【部分】太子が諸童子の言を復唱するところを、父が密かに見る

原本/秦致貞 筆 平安時代 延久元年(1069) 綾本著色/ 10 面 東京国立博物館_ N-1

8Kアートビューアーについて

1面およそ縦1.9m×横1.5mの絵伝を、7×4の計28区画に分割して、カメラを上下左右に移動させながら撮影し、これをつなぎ合わせて1面で18億画素のデータを作成しました。8Kアート ビューアーは、タブレットの操作で、見たい部分を選択したり、すばやく拡大したりすることができます。8Kディスプレイでは2面全体=36億画素のデータがリアルタイムで処理され、超高精細画質で、作品の細部までじっくり鑑賞することができます。