展示 ・イベント

令和6年度特別展「茶碗――茶の湯にふれる――」

会期 2025年1月31日(金) ~  2025年3月16日(日)
会場 岡山県立博物館 2階展示室
開館時間 午前9時30分~午後5時
※1月31日のみ、10時開館
休館日 毎週月曜日、月曜日が祝日の場合は翌日
観覧料金 大人450円、65歳以上220円、高校生以下無料
主催 岡山県教育委員会、岡山県立博物館
共催 山陽新聞社、RSK山陽放送
後援(予定) OHK岡山放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、KSB瀬戸内海放送、oniビジョン、(公財)岡山県郷土文化財団
特別協力(予定) 一般社団法人茶道裏千家淡交会岡山支部、岡山中央ロータリークラブ、独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター
体験型コンテンツ 制作:文化財活用センター
協力:九州国立博物館、愛知県陶磁美術館
ウェブサイト 岡山県立博物館
https://www.pref.okayama.jp/site/kenhaku/
 

8Kで文化財「ふれる・まわせる名茶碗」が
岡山県立博物館に登場

 

展示のみどころ

「茶の湯」では日本文化が大切に伝えられ、茶席での立ち居振る舞いや作法、そして扱う道具には、その魅力がよく表れているといわれます。
茶席には様々な道具が登場しますが、なかでも茶碗はお茶を点てるときや飲むときに実際にふれるものであり、もっとも身近に感じる道具です。
岡山県では、備前焼や虫明焼など、茶の湯と関わりが深いやきものを作り続けてきました。そのため、やきものの作者や茶道具に関心を持つ人が多い地域でもあります。しかし残念ながら、優品とされる茶道具の所蔵先は都市部に多く、岡山県内でまとめて見ることは難しくなっています。
この展覧会では、全国各地から一堂に会した優品を通じて、最新の知見を取り入れながら茶碗の歴史と魅力をご紹介します。


油滴天目(重要文化財)
中国・建窯 12-13世紀 九州国立博物館


青磁茶碗 銘 馬蝗絆(重要文化財)
中国・龍泉窯 13世紀 東京国立博物館

 

 

体験型デジタルコンテンツ

8Kで文化財 ふれる・まわせる名茶碗

東京国立博物館での展示風景(2022年10月「未来の博物館」)

8Kの技術を活用して開発したあたらしい文化財鑑賞体験コンテンツ「ふれる・まわせる名茶碗」を岡山県立博物館にて体験いただけます。
かたちも重さも実物の文化財そっくりに制作した茶碗型ハンズオンコントローラーを動かせば、8Kモニター上の高精細画像を360度好きな角度から鑑賞できます。6つの名碗から好きなものを選んで、さわって、まわして。

※本コンテンツは、文化庁「令和3年度 地域ゆかりの文化資産地方展開促進事業(先端技術を活用した文化資産コンテンツ制作プロジェクト)」により制作したものです。(制作協力:九州国立博物館・愛知県陶磁美術館)

岡山県立博物館でホンモノにも出会える!

「茶碗――茶の湯にふれる――」では、このコンテンツで取り上げた「油滴天目」(重要文化財)、「青磁輪花茶碗 銘 馬蝗絆」(重要文化財)、「大井戸茶碗 有楽井戸」(重要美術品)、「志野茶碗 銘 振袖」、「黒楽茶碗 銘 尼寺」の実物がご覧いただけます。


大井戸茶碗 有楽井戸(重要美術品)
朝鮮 16世紀 東京国立博物館


志野茶碗 銘 振袖
美濃(岐阜県) 16~17世紀 東京国立博物館


黒楽茶碗 銘 尼寺
長次郎 16世紀 東京国立博物館