会期 | 2022年11月1日(火) ~ 2022年11月20日(日) |
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会場 | 東京国立博物館 北側庭園 九条館 |
観覧時間 | 10:00-16:00 ※悪天候の場合、庭園開放は中止します。 |
休館日 | 月曜日※祝・休日の場合は翌平日を休館 ※茶室の使用状況により、開館日でも展示がない場合があります。展示作品と期間の詳細は本ページの「展示される高精細複製品と展示期間」をご覧ください。 |
料金 | 総合文化展観覧料または開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)で体験いただけます。※総合文化展観覧料金 一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料 |
お問い合わせ | 03-5834-2856(文化財活用センター) |
令和3年度地域ゆかりの文化資産地方展開促進事業(先端技術を活用した文化資産コンテンツ制作プロジェクト)において制作した、東京国立博物館所蔵の国宝「楼閣山水図屛風」(池大雅筆)と重要文化財「山野行楽図屛風」(与謝蕪村筆)の高精細複製品を、東京国立博物館の北側庭園にある九条館でお披露目します。お茶室内に置かれ自然光に照らされた高精細複製品の屏風をぜひお楽しみください。
展示される高精細複製品と展示期間
展示期間 | 11月1日(火)~11月6日(日) |
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三人の旅人が、月の浮かぶ夜明け前の山野を馬とともに進む様子と、四人の老人が子どもの手を借りながら清流を越え、急な山道を登る遅々として進まぬ旅をゆくさまが描かれています。中国風の主題を俳趣あふれる描写に置き換えた、蕪村の代表作の一つです。
重要文化財「山野行楽図屛風」(右隻)
原本/与謝蕪村筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵
展示期間 | 11月15日(火)~11月20日(日) |
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景色のよいことで有名な中国のふたつの場所を左右それぞれに描いた屏風です。清時代の中国で描かれた画帖の中の2図をもとに、右には湖をのぞむ岳陽楼という建物、左には、山の中にある酔翁亭という建物を描いています。建物の上には人びとが集まり、すばらしい景色の中で優雅なときを過ごしている姿が描かれています。
高精細複製品 国宝「楼閣山水図屛風」(右隻)
原本/池大雅筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵
キヤノン株式会社との共同研究プロジェクトについて
文化財活用センターとキヤノン株式会社は、文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトを2018年から実施しています。本プロジェクトでは、日本美術の名品について、「綴プロジェクト」の技術を用いて高精細複製品を制作するとともに、新しい活用方法の開発についての共同研究と実証実験を行なっています。
「綴プロジェクト」は、オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的として、京都文化協会が主催し、キヤノンが共催して推進している社会貢献活動です。キヤノンの入力、画像処理、出力に至る先進のデジタル技術と、京都伝統工芸の 匠 たくみ の技との融合により、屏風や襖絵、絵巻物など古くから日本 に伝わる貴重な文化財の高精細な複製品を制作して寄贈しています。
2007 年からスタートした本プロジェクトは、海外に渡る以前の所有者などに寄贈する「海外に渡った日本の文化財」と、小・中学校の教科書に掲載の多い文化財などを対象に、教育現場で生きた教材として活用する「歴史をひもとく文化財」の 2 つのテーマのもと、毎年文化財を選定しています。
*東京国立博物館の入館に関する詳細はトーハクウェブサイトをご確認ください。