展示 ・イベント

高精細複製品によるあたらしい屏風体験「国宝 花下遊楽図屏風」(事前予約制・限定公開)

会期 2020年7月1日(水) ~  2020年7月2日(木)
会場 東京国立博物館 表慶館
時間 2020年7月1日(水) 13:00~16:00 / 7月2日(木) 11:00~16:00
※申し込みは終了しました(2020/07/01)
※オンラインによる事前予約が必要です
※約5分の映像をループ上映
料金 無料
主催 文化財活用センター
コンテンツ制作(エントランス展示) 文化財活用センター、PROTOTYPE INC.
申し込み 日時指定の事前予約制(オンライン予約フォームから)
30分毎に3組(1組2名様まで)先着順
※申し込みは終了しました(2020/07/01)
※詳細は本ページの「申し込み方法」をご覧ください
対象 体験後、モニターとしてWEBアンケートにご協力いただける方
申し込み締め切り 体験日の2日前まで
本展示は「2019年度日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業」として企画された、ユネスコ無形文化遺産 特別展「体感!日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」の一環として制作されました。
 

この展示は、特別展「体感!日本の伝統芸能」(2020年3月10日~5月24日/主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、東京国立博物館、文化財活用センター、読売新聞社)の一部として企画されました。
新型コロナウイルス感染防止のため、残念ながら同展が開催中止となったことに伴い、本コーナーのみ、体験モニターに限定して公開します。

 

400年の時を超え、貴人たちの花の宴に迷い込む

満開の桜の下で舞い踊る姿が描かれた17 世紀の国宝「花下遊楽図屏風(かかゆうらくずびょうぶ)」の高精細複製品を展示し、プロジェクションマッピングによって幻想的な空間を創り上げます。
桜と海棠(かいどう)が咲きほこるなか、着飾った女性たちの宴が催されるうららかなシーンが蘇ります。夢のひとときを体験してください。


展示風景

国宝「花下遊楽図屏風」消失部分の復元について

国宝 花下遊楽図屏風 狩野長信筆
紙本着色 江戸時代・17 世紀 東京国立博物館蔵

国宝「花下遊楽図屏風」は、歌舞伎の源流である「かぶき踊り」の様子を描いた貴重なものですが、大正12 年(1923)の関東大震災の時に、向かって右側(右隻)の中央部分が失われました。今回展示される複製品は、完全な姿を唯一伝えるガラス乾板の画像をもとに、失われた部分を復元したもので、文化財活用センターとキヤノン株式会社との共同で制作しました。


【高精細複製品】国宝 花下遊楽図屏風(右隻)
和紙に印刷 2018年制作(2020年完成)東京国立博物館蔵

 

消失前の姿が映されたガラス乾板

ガラス乾板をもとに復元

右隻に、満開の桜の下で貴婦人を中心とする酒宴のさまを、左隻には八角堂(八面の仏堂)の前で繰り広げられる風流踊りと、それを眺める人々を描いています。踊る人々が着ているのは慶長年間(1596~1615 年)初頭にはじまった「かぶき踊り」の流行を受けた当時最新のファッションです。その衣裳を金泥を用いて煌びやかに描くのに対し、樹木や岩などは水墨を中心に表現することで、人々の姿がより引き立てられています。

美しい衣裳を着て腰をひねって踊る姿が印象的。

刀をもって踊る姿は、流行の阿国歌舞伎を写したものとみられます。

 

※申し込みは終了しました(2020/07/01)

この展示は、事前予約制・限定公開です。以下の項目をご覧のうえ、オンライン予約フォームからお申し込みください。
事前予約の申し込み締め切りは体験日の2日前までです。

対象

・体験後にモニターとしてWEBアンケートにご協力いただける方。
・体験の様子について、記録撮影や取材を行なう場合がありますのでご了承ください。

事前予約について

・日時指定の事前予約制です。30分ごとに予約枠(各回3組)を設けています。体験前後の博物館滞在時間に制限はありません。
・1組のお申し込みにつき体験者2名様まで。
・オンライン予約フォームからのみ予約可能。電話等ではお受けできません。
・ご予約後に申し込み受付メール、予約確定メールをお送りします。ご予約の前にメール受信設定を必ずご確認ください。(「noreply@reserva.be」からのメールを受信できるよう、ドメイン設定を解除していただくか、又はドメイン『reserva.be』を受信リストに加えていただきますようお願いいたします )ご予約後3日以内に予約確定メールが届かない場合は、自動返信メールの問い合わせ先までお問い合わせください。
・ご予約確定後のキャンセル、日時変更はできません。
・体験日の2日前までオンライン予約を受け付けています。
・お申し込みの際にいただいた個人情報は、本事業のご案内のみに使用いたします。

ご来館について

・体験モニターの入館料は無料です(※)。東京国立博物館への入場の際は、正門入口で予約確定メール画面、または画面を印刷したものをご提示ください。提示がない場合は入館料が必要となります。
・体験モニターは、東京国立博物館の総合文化展(常設展)オンライン入館予約は不要です(※)。本実証実験の体験予約のみでご入館いただけます。
・東京国立博物館ではご来館者全員に対して、入館時の検温をはじめとする感染防止対策を実施しています。当日は、入館するまでに普段より時間がかかることが予想されます。お時間に余裕をもってお越しください。
※ただし、特別展「きもの」の観覧には、特別展観覧料と、別途オンラインでの「日時指定券」の予約が必要です。ご注意ください。

展示会場での受付について

・当日は、正門からご来館のうえ、予約時間までに表慶館入口へお越しください。会場受付にて係員に予約確定メール画面をご提示ください。
・状況に応じて、入場制限を行なう場合がございます。
・予約の時間を過ぎた場合 、体験いただくことができませんのでご注意ください。

体験モニターのみなさまへのお願い

・発熱や咳き込み等の症状があるお客様は入館をご遠慮ください。
・入館時に検温を実施しております。37.5度以上の発熱が確認された場合、ご入館をお断りいたします。
・入館にはマスクの着用が必要です。
・手洗い及びアルコール消毒にご協力ください。
・他のお客様との間隔を2メートル以上開けてください。
・展示室内では会話をお控えください。
・作品、展示ケース、備品や壁にはお手を触れないようお願いいたします。
・展示施設毎に、入場規制を行う場合がございます。

なお、東京国立博物館内で新型コロナウイルスの感染者が確認された場合は、トーハクウェブサイト(https://www.tnm.jp/)にその情報を掲出いたします。 体験モニターのみなさまご自身におかれましては、当館への来館日時を記録してください。トーハクウェブサイトを適宜ご確認いただき、発生日時にお客様がご来館されていた場合は、最寄りの都道府県・相談窓口にご連絡ください。