雪景山水図 雪村周継筆 室町時代・16世紀 紙本墨画 谷口豊三郎氏寄贈 京都国立博物館蔵

会期 2025年2月15日(土) ~ 2025年4月6日(日)
会場 茨城県立歴史館
貸与件数: 8件(予定)
ホームページ https://rekishikan-ibk.jp/
主催 茨城県立歴史館
特別協力 文化財活用センター、東京国立博物館、京都国立博物館

茨城県立歴史館は開館50周年を記念し、常陸の国の部垂(現在の茨城県常陸大宮市)を出生地とする戦国時代の画僧・雪村周継の名品を紹介する展覧会を開催します。雪村は常陸北部を領した佐竹一族として生まれ、幼くして出家すると正宗寺などで画業の修練を重ねます。のちには会津や小田原、鎌倉などを訪れて画才を磨き、晩年は会津や三春(現在の福島県田村郡三春町)を往来しながら多くの傑作を生み出しました。本展では、雪村の作品とともに雪村を育んだ時代や地域に関連する資料を紹介し、茨城県および周辺地域の歴史と文化の奥深さや交流の様子などにも触れていきます。東京国立博物館からは「鷹山水図屏風」(重要美術品)を含む4件、京都国立博物館からは「雪景山水図」など4件、あわせて8件を貸し出す予定です。


主な出品予定作品

雪景山水図 雪村周継筆 室町時代・16世紀 紙本墨画 谷口豊三郎氏寄贈 京都国立博物館蔵

蝦蟇鉄拐図(部分) 雪村周継筆 室町時代・16世紀 紙本墨画淡彩 東京国立博物館蔵

重要美術品 鷹山水図屏風(部分) 雪村周継筆 室町時代・16世紀 紙本墨画 松永安左エ門氏寄贈 東京国立博物館蔵

山水図(模本) 狩野養信〈晴川院〉模写 原本:性安筆 文化9年(1812) 東京国立博物館蔵