ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 町田市立南中学校
参加者数: 252名(中学校2年生7クラス)
期間: 2024年1月30日(火) ~ 2024年1月31日(水)

ご担当の先生から「平家物語の学習の一環として、先人たちの物語の楽しみ方を味わってほしい。文化財を自分の目でみて感じる体験をしてほしい」とのご要望をいただき、国語の授業で実施しました。講師は小島有紀子・飯田茂雄・松沼穂積(文化財活用センター企画担当)が務めました。

生徒のみなさんはすでに授業で「扇の的」「敦盛の最期」を学習しており、プログラムの実施前には原文の朗読も行なったそうです。平家物語を描いた屏風であることはあえて事前に伝えず、「授業で学んだエピソードを探してみよう」という形式でプログラムを進行しましたが、屏風を開いた瞬間にピンときた生徒さんも。また、「扇の的」の場面をみながら原文を諳んじたり、他にも知っているエピソードや登場人物を見つけて「これは○○の場面じゃない?」と語り合ったりする姿も見られました。聞けば、歴史や音楽など他の授業でも平家物語に触れる機会があったそうです。生徒のみなさんがこれまでに学んできたエピソードが、ひとつの生き生きとした物語として結びつくきっかけとなればうれしいです。


授業の様子① 昔の人が屏風をどのように使っていたのかを説明します。

授業の様子② 近づいてみると、いろいろな発見があったよう。

授業の様子③ 「敦盛の最期」の原文を思い出しながら屏風に描かれた場面をみてみましょう。

授業の様子④ 「扇の的」はどこに描かれている?