教育プログラム

見て、感じて、楽しむ松林図屏風

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 東洋英和女学院小学部
参加者数: 77名(小学校6年生2クラス)
期間: 2023年6月28日(水) ~ 2023年6月28日(水)

図画工作の授業で活用いただきました。6年生は墨の濃淡で表現する制作を行なうため、墨で描かれた松林図屏風の鑑賞プログラムを選んでくださったそうです。講師は小島有紀子・松沼穂積(文化財活用センター企画担当)が務めました。

講堂のステージ上にあらわれた屏風に、子どもたちは興味しんしん。博物館や美術館では文化財を守るために環境を整えて展示していること、昔は屏風が間仕切りとして使われていたことなどを説明すると、熱心に耳を傾けていました。鑑賞の場面では、描かれたものが海の景色に見えたり、松の木の根っこに小人の姿を発見したり、子どもたちが自由に想像の翼を広げて鑑賞している姿が印象的でした。また、スポットライトで照らされた屏風に近づくと自分の影が落ちることを発見し、「この風景の中には動物がいそう」と影絵でキツネを作る子も。豊かな想像力に驚かされました。

 


授業の様子① 照明を消すと真っ暗になる講堂で、行灯のような光で屏風を見てみます。

授業の様子② 屏風がどんなふうに使われていたのか説明します。

授業の様子③ 問いかけをすると、元気に手を挙げて答えてくれました。

授業の様子④ 屏風に影を落とし、松林にキツネが登場。