教育プログラム

見て、感じて、楽しむ風神雷神図/夏秋草図屏風

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 葛飾区立川端小学校
参加者数: 57名(小学校5年生2クラス)
期間: 2023年1月19日(木) ~ 2023年1月19日(木)

図画工作の授業で活用いただきました。ご担当の先生から「想像をふくらませて絵画を鑑賞してほしい」とのご要望をいただき、45分の授業時間で風神雷神図・夏秋草図屏風を鑑賞しました。講師は小島有紀子・松沼穂積(文化財活用センター企画担当)が務めました。

教室の電気を消して、ろうそくを模した照明を灯した状態で床に座って授業が始まります。蛍光灯の下、椅子と机で生活しているときとは異なる雰囲気を味わってもらいつつ、まずは表の風神雷神図をじっくり鑑賞。表情や姿勢から、ふたりがどんなことをしているのか、どんな会話をしているのかなど、想像をふくらませます。実はこの屏風、後の時代に別の人が裏側に絵を描いています。裏側にはどんな絵が描かれていると思う?クラスのみんなで話し合いながら、屏風の裏側にまわってみると……。

45分間で表と裏の両方を鑑賞する盛りだくさんな内容のため、終了後には「もっと見たかったー!」との声も。また翌週には、それぞれが想像する風神雷神図屏風の裏側を描く制作の時間もあるそうです。どんな作品が出来上がるか楽しみですね。
 


授業の様子① 普段とは異なる灯りで屏風を鑑賞します。みんなはどの灯りが好き?

授業の様子② どんな風に描かれている?近づいてよく見てみます。

授業の様子③ 屏風の裏側には何が描かれている?花の咲いている場所を教えてくれました。