教育プログラム

見て、感じて、楽しむ風神雷神図/夏秋草図屏風

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: つばさ羽田教室
参加者数: 9名(小学校4年生~中学校3年生:当日に通室した児童・生徒)
期間: 2022年12月8日(木) ~ 2022年12月8日(木)

つばさ羽田教室は大田区立教育センターが開いている「教室(≠学校)」で、心因的理由などで学校に登校できなくなった児童・生徒が通う場所として、少人数のあたたかい雰囲気の中で、自主学習、体験活動、スポーツなどを行なうことによって子どもたちの自立心を養い、集団生活への適応力や学校復帰への気力を高めるための教室です。
7月に実施したつばさ大森教室、10月の鎌田教室、11月の池上教室とともに、教育センター担当者より申し込みをいただいたものです。事前打ち合わせでは実際に教室へ往訪して担当されている指導員の先生に状況などを伺い、通常通りの内容で実施することとしました。講師は小島有紀子(文化財活用センター 企画担当)が務め、サポートは松沼穂積・清水澄子(文化財活用センター企画担当)が担当しました。
当日は基本の流れに則り45分でプログラムを実施しました。参加者の年齢がほかのつばさ教室と比較して高かったこともあり、自由に見て感じてもらうことを主目的として実施したため夏秋草図屏風から鑑賞をはじめました。画面から感じる風の向き、天気、音、空気などの様々な意見を参加者と共有し、なぜこの絵が描かれたのかという文脈で風神雷神屏風について簡単に解説を行ないました。解説を聞いた後は、より夏秋草図屏風のモティーフに注目し、参加者同士のコミュニケーションが生まれていました。