教育プログラム

自分だけの松林図屏風をつくってみよう!

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 東星学園中学校・高等学校
参加者数: 96名(中学校1・2・3年生、高校2年生)
期間: 2022年11月8日(火) ~ 2022年11月8日(火)

ご担当の先生から、「鑑賞を通じて作品との対話ができるようになってほしい」「修学旅行に向けて、鑑賞だけでなく文化財についても学べる内容にしたい」とのご要望を頂き、美術・歴史の授業で活用いただきました。
当日は中学校1年生~高校2年生までの各クラスがプログラムを体験できるように時間割を組んでいただき、合計4回実施しました。1・2回目は50分間で鑑賞のみのプログラムを、残る2回は3・4限、5・6限の連続授業で、鑑賞と制作を行ないました。講師は小島有紀子・松沼穂積(文化財活用センター企画担当)が務めました。

鑑賞では高精細複製をじっくりみて、自分が絵の中に入ったつもりで、周りに広がる風景や音を想像します。また、屏風は昔の人が空間を仕切るために使った道具であったこと、それが何世代にもわたって大事に受け継がれてきたからこそ、いま私たちがこうして鑑賞を楽しむことができることを学びました。
生徒さんたちは授業で新たに知ったこと、屏風と向き合って感じたことなど、それぞれの気づきをメモしつつ授業に取り組んでいました。高校2年生は冬に修学旅行を予定しているそうで、このプログラムが文化財に興味を持つひとつのきっかけになれば幸いです。


授業の様子① 最初は屏風を閉じた状態でスタート。屏風の機能などを説明します。

授業の様子② 自然光ではどんな見え方?まずは屏風全体が見られるよう、後ろ側に下がって鑑賞します。

授業の様子③ 今度は近づいてじっくり見てみよう。

授業の様子④ 後半の2クラスは、スタンプを使ってミニ屏風の制作も行ないました。