教育プログラム

自分だけの松林図屏風をつくってみよう!

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: つばさ鎌田教室
参加者数: 6名(小学校4年生~中学校3年生:当日に通室した児童・生徒)
期間: 2022年10月6日(木) ~ 2022年10月6日(木)

つばさ鎌田教室は大田区立教育センターが開いている「教室(≠学校)」で、心因的理由などで学校に登校できなくなった児童・生徒が通う場所として、少人数のあたたかい雰囲気の中で、自主学習、体験活動、スポーツなどを行なうことによって子どもたちの自立心を養い、集団生活への適応力や学校復帰への気力を高めるための教室です。

7月に実施したつばさ大森教室とともに、教育センター担当者より申し込みをいただいたものです。事前打ち合わせでは実際に教室へ往訪して担当されている指導員の先生に状況などを伺い、通常通りの内容で実施することとしました。講師は小島有紀子(文化財活用センター 企画担当)が務めました。

当日は過去最長の120分で実施し、鑑賞に45分、制作に45分のほか、自分自身でじっくりと見る時間、最後のまとめで意見を言う時間・書く時間をとりました。

前半の鑑賞では、見知らぬ大人がいるという緊張感もあったようですが、次第に意見を伝えてくれるようになり、また参加者同士でのコミュニケーションも生まれていました。後半の制作では個人ワークに集中しながらも、鑑賞と同様に参加者同士のコミュニケーションが自然に発生し、様々な意見と多彩な表現を見ることができました。この体験が自分の好きなこと、将来やりたいことへのヒントのひとつになればと思います。


プログラムの様子① 鑑賞の時間を長く取ったため、色々な高さや角度から見たり、写真と比較してみたりしました。

プログラムの様子② 自分の心に思い浮かんだ松林が、スタンプと筆ペンで表現されています。