教育プログラム

見て、感じて、楽しむ風神雷神図/夏秋草図屏風

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 江戸川区立東小岩小学校
参加者数: 66名(4年生2クラス)
期間: 2022年6月10日(金) ~ 2022年6月10日(金)

担当の図画工作の先生から「鑑賞を通じて表現につなげていきたい」とのご要望をいただき、2作品を鑑賞することができる風神雷神図/夏秋草図屏風のプログラムを実施しました。東小岩小学校は2021年度にも申し込みを頂いていましたが、緊急事態宣言により中止した経緯があり、再度お申し込みがあった学校です。当日は、45分の授業時間に合わせて1クラスずつ授業を行ない、講師は小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が務めました。

風神雷神図屏風では昔の行燈を模した照明を消し、自然光を入れて鑑賞すると「黄色だと思ったけれど、金色だった」「たくさんの色が使われていていることがはっきりとわかった」「浮かび上がってくるように見える」など、気づいたこと、気になったことなど様々な意見が上がりました。裏の夏秋草図屏風でも同様に意見を聞きながら鑑賞を進める予定でしたが、風神雷神図屏風で時間が押したため、夏秋草図屏風はじっくり見る時間と解説のみに変更して行ないました。発言が活発であると同時に、自分の意見と違う意見を聞き、それを享受しながらうなずく児童が多いのが印象的でした。


授業の様子① 風神雷神図屏風の鑑賞。昔の火を模したあかりで、まずはゆっくり鑑賞します。

授業の様子② 自然光で見てからの方が意見が活発になりました。気になったところを聞いています。

授業の様子③ 裏の夏秋草図屏風の気になったところを聞いている様子。見る前に想像した裏面のイメージとはずいぶん異なっていたようです。

授業の様子④ 最後に夏秋草図屏風を昔の火を模したあかりで、近づいて鑑賞します。