教育プログラム

見て、感じて、楽しむ松林図屏風

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 品川区立大井第一小学校
参加者数: 140名(6年生4クラス)
期間: 2022年4月25日(月) ~ 2022年4月25日(月)

6年生の図画工作で、水墨画に取り組む事前学習として本プログラムをご利用いただきました。講師は小島有紀子・松沼穂積(文化財活用センター 企画担当)が務めました。

まずは目の前で屏風を広げ、屏風の機能について説明するとともに、さまざまな灯りのもとでじっくりと全体を鑑賞します。続いて、描かれているものやその表現について、気づいたことをみんなで話しながら細部まで見ていきます。最後は絵の中に入り込んだつもりになって、どんな景色が広がっているかを想像してもらいました。

6年生はこの授業の前に、一色のみの濃淡で表す水彩画に取り組んだそうです。屏風を目の前にしたときにも、墨の濃淡や筆遣いといった表現に自然に注目するなど、児童のみなさんがこれまでの学びを生かして鑑賞する姿が印象的でした。


実施の様子① 目の前で屏風を広げ、光を変えて鑑賞します。

実施の様子② 屏風の機能について説明。昔は生活の道具でした。

実施の様子③ 遠くから全体を見た後は、屏風に近づいてみましょう。何を発見したのかな?

実施の様子④ 実際の松の根はどんな感じ?写真と見比べてみます。