教育プログラム

【教員研修】青森県総合学校教育センター

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 青森県総合学校教育センター
参加者数: 10名
期間: 2021年10月26日(火) ~ 2021年10月27日(水)

2020年に続き、本年度も青森県総合学校教育センターが実施する県内の先生方へ向けた講座の中でプログラムをご利用いただきました。この講座は「講義や演習を通して、見方や感じ方を広げたり深めたりする鑑賞の学習への理解を深め、鑑賞の授業の改善と充実につなげることを目指す」ことを目的として開催されたものです。
講座1日目の図画工作・美術の講座の午後を文化財活用センターが担当し、風神雷神/夏秋草図屏風を使用して約3時間かけてプログラムを実施しました。鑑賞の授業での気を付けるポイントや言葉の選び方、作り方、授業案の構造などの公開を含めて演習を行ないました。講師は小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が務めました。

2日目は音楽の鑑賞授業に屏風を活用いただきました。屏風を見ながら講師の方が選んだ3曲を鑑賞し、どの曲が一番合うと思うかを参加者が選びます。音楽によって絵の見え方が変わり、教科連携の可能性がさらに広がった内容でした。

参加者からは「いろいろな学年に取り入れやすい内容だと思った」「鑑賞の質問の仕方が考えたことがないような言葉だったのでとても参考になりました」などのお声をいただきました。


研修の様子① 児童・生徒にになったつもりで風神雷神図屏風の鑑賞をしてもらいました。見る位置や高さ、光を変えて見え方の違いを感じてもらいます。

研修の様子② 支援学級や院内学級用に新規開発中の夏秋草図屏風ワークシート2種を試していただきました。

研修の様子③ 夏秋草図を鑑賞しながらファシリテーションについて解説します。

研修の様子④ 青森県つがる市木造亀ヶ岡から出土した遮光器土偶のレプリカを触ってもらい、人が作ったものである、ということを感じてもらいました。