ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 世田谷区立奥沢中学校
参加者数: 80名(中学校2年生2クラス、3年生2クラス)
期間: 2020年11月24日(火) ~ 2020年11月24日(火)

美術の先生から「専門的な作品解説を通し、また実際に目に触れて、生徒に鑑賞するという意味を知ってもらいたい」というご要望を頂戴し、プログラムを実施しました。講師は小島有紀子・高橋真作(文化財活用センター 企画担当)が務めました。
はじめに屏風を生徒さんの目の前で広げていき、照明の変化による色の見え方の違い、自然光で見るとどのように作品の印象が変わるかを感じてもらいました。続いて道具としての屏風についてお話しした後に、少人数に分かれて屏風に描かれているものをじっくりと鑑賞します。「雲と地面の境目がない」「同じ顔の人が3人いる」など、描かれ方や表現に着目した意見が数多くありました。また直前に平家物語を復習していたことから、描かれている登場人物や場面(エピソード)を通じて、屛風に描かれた平家物語の世界を味わっていました。


授業の様子① まずは目の前で屏風を広げ、屏風が生活の道具であったことなどをお話しします。

授業の様子② 屏風に近づいて、人物や景色をじっくりとみていきます。