教育プログラム

見て、感じて、楽しむ松林図屏風

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 大田区立石川台中学校
参加者数: 61名(中学校2年生2クラス)
期間: 2020年11月13日(金) ~ 2020年11月13日(金)

美術ご担当の先生から「実際に目の前で作品世界を味わうことで、深い学びに繋げたい」というご要望をいただき、本プログラムを実施しました。45分に短縮された授業時間に合わせて、1クラスずつプログラムを実施し、講師は小島有紀子・高橋真作(文化財活用センター 企画担当)が務めました。

はじめに屏風を広げながら、文化財の取り扱い方と、道具としての屏風の機能についてお話ししました。そのあとに、屏風に描かれた風景をじっくり鑑賞します。先生のご希望に合わせてプログラムをアレンジし、ワークシートを使用して、自分の意見をまとめる時間を設けました。生徒さんたちは、少人数ごとに感じたことや気づいたことを共有し、多様な感じ方を受容していました。

※参加者の密を回避するため、時間内に班ごとに分けて鑑賞の時間を設けました。


授業の様子① 目の前で屏風を広げ、屏風が生活の道具であったことなどをお話しします。

授業の様子② 作品が作られた当時の灯りを模した照明で、まずはじっくり鑑賞します。

授業の様子③ 屏風に近づいて、描かれているものや、配置・空間、色や墨の表現をじっくり見ました。

休み時間には、他学年の生徒さんや先生も熱心に屏風を鑑賞していました。