ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 町田市立堺中学校
参加者数: 185名(中学校3年生5クラス)
期間: 2020年10月7日(水) ~ 2020年10月8日(木)

国語の授業で本プログラムを活用いただきました。国語ご担当の先生から「教科書に掲載されている屏風絵図に興味を持つ生徒が多く、ぜひ本物にちかいものを、本来の屏風の形で見てもらい、古文の豊かな世界に美術品から迫りたいと思います」というご要望を頂戴しました。講師は、小島有紀子・高橋真作(文化財活用センター 企画担当)が務めました。

はじめに屏風を広げながら、文化財の取り扱い方と、道具としての屏風の機能についてお話ししました。そのあとに、屏風に描かれた風景をじっくり鑑賞します。目の前に広がった景色や風景をきっかけにして、平家物語巻十一「屋島合戦」の原文に登場する「扇」「的」「黒革縅(おどし)」などのキーワードをたよりに、何が描かれているのかを探していきました。古文と屏風それぞれが身近なものになる授業となりました。

 

※新型コロナウイルス感染症の影響により、実施日程を4月から10月に変更しました。

※参加者の密を回避するため、プログラム時間内に班ごとに分けて鑑賞の時間を設けました。


授業の様子① 目の前で屏風を広げていきます。文化財の取り扱いに興味津々でした。

授業の様子② 屏風が作られた当時の灯りを模した照明で、まずはじっくり鑑賞します。

授業の様子③ 屏風についてのお話です。生活の道具であったことなどをお話しします。

授業の様子④ グループごとに屏風に近づいて鑑賞します。「顔が白いのはなぜ?」など、生徒さんからはさまざまな質問が飛び出しました。