教育プログラム

【特別編】自分だけの松林図屏風をつくってみよう!

ANA アバター×ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 姫島村立姫島中学校・姫島小学校
参加者数: 51名(中学2年生・小学1~3年生の計4回)
期間: 2020年2月13日(木) ~ 2020年2月18日(火)

ぶんかつアウトリーチプログラムの一環として、遠隔操作ロボット「アバター」による遠隔授業を実施しました。この事業は大分県などとの共同で行なったもので、ANAホールディングス株式会社の開発したコミュニケーション型アバターロボット「newme(ニューミー)」が、大分県の離島・姫島の子どもたちと東京国立博物館を結びました。遠隔操作ロボットを活用した東京国立博物館での展示見学、文化財鑑賞プログラムの実施はいずれも初めての試みです。

授業は中学2年生(13名)、小学1年生~3年生(38名)を対象に、2月13日・18日の2日間にわたって計4回実施しました。 ①博物館見学、②自分だけの松林図屏風をつくってみよう!の2部構成でプログラムを行ない、講師はそれぞれ松沼穂積、小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が務めました。

まずは子どもたちが姫島からアバターを操作し、東京国立博物館内をリアルタイムで見学。現地の講師と会話しながら自由に動き回り、埴輪や銅鐸など教科書でもおなじみの文化財をみてまわりました。次は講師がアバターを通じて東京から姫島へ瞬間移動し、「自分だけの松林図屏風をつくってみよう!」のプログラムを実施します。子どもたちは、姫島の教室に届いた国宝「松林図屏風」の高精細複製をじっくりと鑑賞し、それぞれのミニ屏風を制作しました。

当日は一時的に通信が途切れるなど、活用への課題もみえましたが、子どもたちが工夫しながら楽しそうにミニ屏風をつくる様子がアバター越しにも伝わってきました。

 

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実施の様子① 姫島からアバターを操作して東京国立博物館を見学。この文化財、教科書でみたことがありますか?

実施の様子② 代表者がパソコンを使ってアバターを操作。博物館の様子が教室のスクリーンに映し出されます。

実施の様子③ 見学の後は、姫島に届けた高精細複製を間近で鑑賞。今度は講師がアバターを通じて姫島の教室へ。

実施の様子④ 最後は自分だけの松林図屏風をつくります。どんな屏風にする?