場所: | 大阪市総合教育センター |
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参加者数: | 30名(大阪市内の小中学校、特別支援学校の教員:小学校専科なし、中学専科あり) |
期間: | 2024年8月2日(金) ~ 2024年8月2日(金) |
中学美術ご担当の指導主事の先生から「小中学校の先生方に文化財の活用についての理解を深め、対話型鑑賞の体験を通して授業実践につなげたい」とのご要望をいただき、教員研修を実施しました。講師は小島有紀子、サポートは飯田茂雄、松沼穂積(文化財活用センター企画担当)が務めました。事前打合せは講師往訪で1回、その後、メール・電話でやり取りの上、当日を迎えました。研修は13:30~17:00(途中休憩10分×2回)で行い、複製品は「風神雷神図/夏秋草図屏風」を使用し、特別支援・院内学級用のワークシートを使用した研修内容としました。質問は随時お受けする形で、以下の時間配分で進行しました。
13:30~ 講義+風神雷神図/夏秋草図屏風の講師による鑑賞デモンストレーション
14:20~ ワークシート制作 ※3種の中からご希望のものを一つ選んで制作
(休憩)
14:45~ グループワークと発表<デモンストレーションと制作を通じて気づいたことなど>
(休憩)
16:15~ 参加されている先生による対話型鑑賞の実施
※小学校教諭1名、中学校教諭1名が風神雷神図または夏秋草図を選び、他の参加者を前に対話型鑑賞のデモンストレーションを実施
16:45~ まとめ・アンケート
鑑賞の授業を実践したことがない先生が7割の中で、小学校の先生は風神雷神図の表情に注目してもらうための問いからはじめ、中学校の先生は異なる季節が描かれていることに気づいてもらうために色に注目する問いからデモンストレーションを始めてくださいました。短い時間ではありましたが、参加者の意見を共有するための進行方法や、正解を求めない「開かれた問い」とするための日本語の使い方などに気づいてくださったように思います。
研修の様子① 風神雷神図のデモンストレーション
研修の様子② 夏秋草図図のデモンストレーション
研修の様子③ ワークシート制作
研修の様子④ グループワークと発表