場所: | 三重県立四日市高等学校 |
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参加者数: | 119名(高校1年生美術選択者)+42名(特別鑑賞会:高校1年生から3年生の希望者) |
期間: | 2024年1月24日(水) ~ 2024年1月25日(木) |
美術ご担当の先生から「複製品を使用して横断的な学びを行ないたい」とのご希望があり、プログラムを実施しました。講師は小島有紀子・飯田茂雄・沼沢ゆかり(文化財活用センター企画担当)が務めました。メインとなる授業のねらいは、ハマグリに物語を描いたもの(貝合わせ)と鑑賞して感じたことをつなげるという授業計画にもとづいて行ないました。
古典の授業とも横断することから日本語の選択に注意し、その上で参加者の様子や表情をしっかりとを見ながら進行しましたが、怖いと感じるような意見がある一方、寂しい、切ないといった受け取り方もありました。高精細複製品「焔」については、参加者の経験値や感情で大きく見え方が異なっていましたが、他のプログラムと同様に物理的に照明を変化させても見え方の変化は生じず、改めて作品の偉大さを感じたプログラムとなりました。
また、プログラムとは別に希望者を対象に放課後鑑賞会が実施され、国語科の先生が古典の源氏物語の解説を行ない、文化財活用センターから美術品としての源氏物語を、キヤノン株式会社が高精細複製品の制作技術を、最後に語り部の方が「六条御息所」古典語りを行ない、様々な切り口から源氏物語を学びました。
授業の様子①導入を授業の目的に合わせてお話します。
授業の様子②まずは「焔」をじっくり鑑賞、さまざまな意見が飛び出します。
授業の様子③「焔」のモティーフとなった物語は?車争図屏風から読み解きます。
(おまけ)放課後鑑賞会の様子