場所: | 東京都立小石川中等教育学校 |
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参加者数: | 120名(中学校2年生4クラス) |
期間: | 2020年1月14日(火) ~ 2020年1月14日(火) |
初めて古典の授業で本プログラムを活用いただきました。先生から「日本の古典作品に、文字でないところからも触れてもらいたい」というご要望を頂戴し、絵を見て・知って・平家物語を楽しむプログラムを実施しました。学習指導要領において平家物語を初めて学ぶ中学校2年生の4クラスを対象に行ない、講師は小島有紀子・西木政統(文化財活用センター 企画担当)が務めました。
まず、実際に屏風をひろげながら文化財とはどんなものか、またその取り扱いについて簡単にお話ししました。そのあとに、目に入った場面や描かれているものをきっかけとして、授業で習った平家物語の内容を思い出しながら、気づいたことや感じたことをみんなで共有し、絵画を通して平家物語の世界を味わいました。
事前学習(教科横断による日本史の授業)で史実上の源平合戦についても学んでいたため、生徒さんは描かれた合戦の流れを理解したうえでプログラムに臨むことができました。先生からは「当日の生徒は屏風に近づいて自分なりに解釈をしようとしていました」とのご感想を頂きました。
授業の様子① 目の前で屏風を広げていきます。生徒さんは早速、知っている場面を探しはじめていました。
授業の様子② 「那須与一の扇の的」はどこに描かれているかな?時には屏風を動かしながら、講師と一緒に絵画を読み解いていきます。
実施の様子③ 休み時間には、他学年の生徒さんや先生も熱心に屏風を鑑賞していました。