場所: | つばさ蒲田教室 |
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参加者数: | 6名(小学4年生~中学3年生) |
期間: | 2023年10月4日(水) ~ 2023年10月4日(水) |
つばさ蒲田教室は大田区立教育センターが開いている「教室(≠学校)」で、心因的理由などで学校に登校できなくなった児童・生徒が通う場所として、少人数のあたたかい雰囲気の中で、自主学習、体験活動、スポーツなどを行なうことによって子どもたちの自立心を養い、集団生活への適応力や学校復帰への気力を高めるための教室です。
昨年度は松林図屛風のプログラムで実施しましたが、本年度も教育センター担当者より申し込みをいただき、「子どもたちの多様な体験と将来の職業を考えるため」に実施してほしいとの依頼がありました。事前打ち合わせでは実際に教室へ往訪して担当されている指導員の先生に状況などを伺い、特別支援級向けに開発したキットを使用して行なうこととしました。講師は小島有紀子(文化財活用センター 企画担当)が、サポートは増田政史・松沼穂積・清水澄子(文化財活用センター企画担当)が務めました。
作品鑑賞のあと、3種類のワークシートの中から自分が表現したいものを選んでもらい、それぞれに想像力をふくらませて自分だけの屏風を熱心に製作していました。
出来上がった作品① 夏秋草図がシールになっているワークシート。奥ゆきを表現するための配置を工夫したそうです。
出来上がった作品② ぬりえの夏秋草図の面、現代の景色から想像する色付けで影を書き加えたそうです。
出来上がった作品③ ぬりえの風神雷神図の面、3色のみで色付けを行ないました。
出来上がった作品④ 夏秋草図が白紙になっているワークシート。自分が作者になったつもりで、風神雷神から考えた裏の絵を描きました。風神と雷神が協力して現代の自然に猛威を振るっている内容を表現したそうです。