教育プログラム

見て、感じて、楽しむ夏秋草図屏風

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 大田区立多摩川小学校
参加者数: 84名(小学校5年生3クラス)
期間: 2023年9月14日(木) ~ 2023年9月14日(木)

 図画工作の授業で活用いただきました。ご担当の先生から「文化財や博物館にふれるきっかけをつくりたい」とのご要望をいただき、45分の授業時間で「風神雷神図・夏秋草図屏風」を鑑賞しました。講師は飯田茂雄・沼沢ゆかり(文化財活用センター企画担当)、サポートに藤田千織(同企画担当課長)、清水澄子(企画担当)が務めました。

 薄暗い教室に入るとすぐ、行燈で照らされた屛風が見え、児童たちも興味津々。はじめは照明の色をを変えながら、静かに鑑賞しました。光が変わる際には、感嘆の声を漏らしていました。屛風に近づいてじっくり見たあとには、「葉っぱが金色の線で描かれている」、「雨雲や川のようなものが見える」「風で草花が揺れる音がしそう」、「雨音が聞こえそう」など、屛風の細部まで見て気づいたことや感じたことを教えてくれました。

次に、裏面にはどんな絵がありそうか想像しながら、屏風の反対側に回りました。風神雷神図と夏秋草図の関係性にみずから気づいた児童も。最後の風神雷神図の鑑賞時間には、気づいたことを児童同士で話し合っていました。


授業の様子➀ 自然光で見る屛風。行燈で照らしたときと見え方が変わります。

授業の様子② 作品に近づいて細部までじっくりと鑑賞。

授業の様子③ 講師の問いかけに対し、気づいたことを教えてくれました。

授業の様子④ 裏面の風神雷神図もじっくりと鑑賞。夏秋草図との関係性に気づいた児童も。