場所: | 葛飾区立川端小学校 |
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参加者数: | 63名(小学5年生2クラス) |
期間: | 2023年9月5日(火) ~ 2023年9月5日(火) |
図画工作の授業で活用いただきました。プログラム実施後に「花鳥風月をテーマとした屏風」を制作予定とのことで、ご担当の先生から「屏風や日本画独自の表現方法について触れながら解説してほしい」との要望をいただき、45分の授業時間で「風神雷神図・夏秋草図屏風」を鑑賞しました。講師は飯田茂雄(文化財活用センター企画担当)が務めました。
はじめは照明を変えながらじっくり鑑賞してもらいました。行灯や月明かりを模したあかりが好きという子が多い中、蛍光灯が普段と同じで安心して見られるといった声も。屏風に近づいて間近で見たあとには、講師からの問いかけに元気よく答えてくれました。「草の勢いが左右で違って見える」、「枯れている葉っぱが舞い上がっている」、「ユリの花はあえて草の陰に描いているのでは」など、描かれているものに加えて自分なりに感じたことを話してくれたことが印象的でした。また、屏風に近寄って見てみることで、繊細な筆使いや色の美しさに気づいたようでした。
最後に、屏風の裏側に回ってもらい風神雷神図と夏秋草図の関係について解説しました。
授業の様子➀ まずは照明の変化による見え方の違いをじっくりと鑑賞
授業の様子② 描かれている草花だけではなく、季節はいつ頃?何時頃に見える?など問いかけながら授業を進めました。
授業の様子③ 授業の最後に夏秋草図と風神雷神図の関係について説明。表裏の関係に「あっ」と驚いた子も。