ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: | 米沢市上杉博物館 |
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参加者数: | 5名 |
期間: | 2023年7月30日(日) ~ 2023年7月30日(日) |
担当学芸員の方から「当館所蔵の国宝上杉本洛中洛外図屏風の作者狩野永徳と同時代に活躍した絵師長谷川等伯の作品の鑑賞により、当時の絵師たちの見ていたものを想像したり感じたりして、作品との新しい出会いと共有の場を提供したい」とのご希望があり、プログラムを実施しました。講師は小島有紀子、サポートは飯田茂雄、松沼穂積(文化財活用センター企画担当)が務めました。
実施した会議室は、遮光もでき、自然光も一面から入る大変良い環境で、光の変化による見え方の違いが本当に良くわかり、参加者のみなさんも見え方の違いに驚いていました。プログラムは通常の内容で実施(ただし、鑑賞1時間・制作まとめで1時間の合計2時間)しました。
制作では他の方の作品も見て表現方法を工夫したり、本物と同じ配置にしつつも円形に屛風を置いたときに全ての絵がつながるような屏風の機能と空間を考えた作品、動物がのぞいている光輝く松林など、さまざまな松林図屏風が出来上がりました。
プログラムの様子①屛風を照らす光を変えながら、まずは好きな場所からじっくり鑑賞しました
プログラムの様子②作者が生まれ育った場所の風景と複製品の表現を見比べてみます
プログラムの様子③作品から自分が心で感じた風景を、スタンプと筆ペンで表します
プログラムの様子④出来上がった作品。はっきりと描かずに、スタンプの部分や筆ペンを使っていきものや空を表現していました