複製品詳細
名称 | 法華経断簡 戸隠切「舎利弗云々」 |
---|---|
ふりがな | ほけきょうだんかん とがくしぎれ しゃりほつうんぬん |
員数 | 1幅 |
複製制作年 | 2024年 |
複製法量 | 縦29.7 横14.7 |
複製制作 | 株式会社大入、株式会社 便利堂、サンエムカラー、有限会社英進社 |
原品詳細
作者出土地等 | 藤原定信筆 |
---|---|
原品所蔵者 | 九州国立博物館 |
原品材質等 | 彩箋墨書 |
原品時代・世紀 | 平安時代・12 世紀 |
原品機関管理番号 | B-141 |
作品解説
薄墨色を帯びた本紙全面に1 行8 基の宝塔形を雲母で摺り出し、各宝塔の中に『法華経』の「方便品第二」の経文の一文字を書写した断簡。一部8 巻に開結を添えた10巻が戸隠神社に伝来したと伝えられることから、「戸隠切」と呼ばれる。筆者の藤原定信は、一切経を一人で書写したといわれ、速筆かつ右肩上がりの独特な書風をなした。宝塔形に一文字ずつ、安置するように筆を運ぶが、その運筆はスピード感あふれるダイナミックで躍動的なもので、勢いあまって宝塔からはみ出している文字もあるが、筆の流れや全体の調和を重視した書である。この右肩上がりの定信の書風「定信流」は、写経の一典型として流行した。 ―ColBase 国立博物館所蔵品統合検索システムより