場所: | 足立区立西保木間小学校 |
---|---|
参加者数: | 61名(5年生33名、6年生28名) |
期間: | 2023年6月20日(火) ~ 2023年6月20日(火) |
図画工作ご担当の先生から「松林図屏風の鑑賞を通して、いろいろなものの見方を受容する態度を育みたい」という目的でお申し込みをいただき、プログラム①を90分で実施しました。講師は小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が、サポートは沼沢ゆかり・清水澄子(文化財活用センター企画担当)が務めました。
足立区立西保木間小学校では昨年、風神雷神/夏秋草図屏風を使用したプログラム③を実施しており、参加者した児童のみなさんが自分の感性を通じて自由に見て感じて意見を言ってもいいとわかっていたため、様々な意見が積極的にあがりました。昨年のプログラムで「文化財について」「屛風について」はお話ししていたため、そのパートを割愛して、前半は45分まるまる使用して鑑賞を行ないました。6年生は「湿った感じ」「霧っぽい」「霞んで見える」「これから新芽が出てくる春の風景に見える」「鳥の声が聞こえてきそう」などの意見が、5年生では「梅雨っぽい」「寒そう」「雪が降っていそう」などの意見があり、友達の意見にも耳を傾けながら、どう見えるか、なぜそう思ったかを考えていきました。後半の制作の時間では、鑑賞で感じた風景をワークシートを使用して制作しましたが、6年生は感じた時間や季節などをなるべくスタンプのみで表そうとする児童も多く、5年生は筆ペンも併用しながら進めました。
6年生の授業の様子① 自然光で屏風をみてみると、光と影のコントラストのようにも感じられたようで、様々な意見がありました。
6年生の授業の様子② 制作ではスタンプの一部を使って、大気や霞・霧、地面などをうまく表現している児童さんが多くいました。
5年生の授業の様子① 近づいてみてみると、座っているときや遠くから見た時とは違う発見がありました。
5年生の授業の様子② 筆ペンを上手に使い、松の木以外を表しているお子さんもいました。