複製品詳細
名称 | 矢田地蔵縁起 |
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ふりがな | やたじぞうえんぎ |
員数 | 1巻 |
複製材質等 | 紙本著色 巻子 |
複製制作年 | 2024年 |
複製法量 | 縦33.7、長1139.2 |
複製制作 | 株式会社天理時報社 |
原品詳細
原品所蔵者 | 奈良国立博物館 |
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原品材質等 | 紙本著色 巻子 |
原品時代・世紀 | 室町時代・16世紀 |
原品機関管理番号 | 絵173 |
作品解説
奈良・金剛山寺(矢田寺)の本尊である彫像の地蔵菩薩像(矢田地蔵)のご利益を描く絵巻。閻魔(えんま)の招きに応じて地獄へ出向いた満米(まんまい)という僧が、地蔵が亡者を地獄から救済するのを目の当たりにする様子を描く。本巻は、巻頭に地獄で閻魔と対面する満米を描き、続いて閻魔とともに地獄巡りを始める場面を描いたあと、一月ごとに、さまざまな地獄から亡者を救う矢田地蔵を描く。この構成は、矢田地蔵へ月詣でを行えば、地蔵が地獄から救済してくれるという月詣でのご利益を強調するものであり、布教のための絵巻といえよう。描写から奈良の絵師が描いたと考えられる。 ―奈良国立博物館収蔵品データベースより