経筒(愛媛県松溪経塚出土) 鎌倉時代 14世紀 徳治元(1308)年 愛媛県西予市野村町松溪出土 銅板製 鍍銀 盛蓋 奈良国立博物館蔵

会期 2026年2月14日(土) ~ 2026年4月5日(日)
会場 愛媛県歴史文化博物館
貸与件数: 12件(予定)
ホームページ https://www.i-rekihaku.jp/
主催 愛媛県歴史文化博物館
特別協力 文化財活用センター、奈良国立博物館

経典を容器に納め埋めた経塚は、経典をはるか未来まで残すためにつくられたタイムカプセルです。平安時代末期より極楽往生や追善供養のため盛んに営まれるようになり、鎌倉時代にかけて流行しました。本展では保存修理を行った県内最古の紀年銘をもつ堂ヶ谷経塚出土品を初公開します。さらに初の里帰りとなる松渓経塚出土品や陶磁器としても価値の高い石手寺経塚出土品など、県内各地の経塚出土の名品や埋納された仏教遺物も紹介。経典を埋めるという行為や込められた祈りに注目し、経塚の魅力に迫ります。奈良国立博物館から松渓経塚出土経筒など12件を貸し出す予定です。


主な出品予定作品

経筒(愛媛県松溪経塚出土) 鎌倉時代 14世紀 徳治元(1308)年 愛媛県西予市野村町松溪出土 銅板製 鍍銀 盛蓋 奈良国立博物館蔵

青白磁合子(愛媛県石手寺経塚出土) 中国・宋時代 12世紀 松山市石手出土 青白磁磁製 正岡ヨシコ氏寄贈 奈良国立博物館蔵

青白磁四耳壺(愛媛県石手寺経塚出土) 中国・宋時代 12世紀 松山市石手出土 青白磁製 石製 施釉(青白釉) 焼成 四耳付 奈良国立博物館蔵

経筒(伝愛媛県松山市出土) 平安時代 12世紀 愛媛県松山市出土 陶製 印籠蓋造 宝珠鈕 撮蓋 箆書飛鳥文 猿投窯製 奈良国立博物館蔵