教育プログラム

見て、感じて、楽しむ風神雷神図/夏秋草図屏風

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 京都府立福知山高等学校・附属中学校
参加者数: 310名(中学校1・2・3年生、高校生の希望者)
期間: 2022年10月24日(月) ~ 2022年11月2日(水)

美術ご担当の先生から「美術鑑賞に興味を持たせたい」というご希望があり、プログラムを実施しました。京都府立福知山高等学校・附属中学校では、以前にも高精細複製品を使用した鑑賞の授業を行なっており、今回はじめて講師派遣のご依頼をいただきました。講師は小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が務め、期間中の10月26日に中学生2年生1クラス(2時間)と中高生の希望者を対象とした特別授業を、10月27日に中学生1・3年生1クラスずつ(4時間)を実施しました。

先生が計画を立てられた授業案をもとに2週にわたって授業を行なう形であったため、講師派遣の時間には風神雷神図のみを鑑賞しました。基本的にはワークシートの設問に沿っての進行となり、①ゆっくり離れて見る、②絵に近づいて目に見える事実を書き留める、③描かれているもののストーリーを考える、の流れで行ないました。③の後半ではグループワークを取り入れられており、ストーリーをグループで共有し、良いストーリーものや、グループ内の意見を合わせたストーリーなどの発表を行ないました。

また、特別授業は特に興味のある生徒さんの参加であったため、屏風の置き方を変更し、自分がこの屏風を見たいと思う位置を探し座ってもらうところから始めました。

 


授業の様子① 風神雷神図屏風の鑑賞。昔の火を模したあかりで、まずはゆっくり近づきながら鑑賞します。

授業の様子② 先生が作られたワークシートを使用して、目に見える事実を記入します。