ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: | 中野区立第二中学校 特別支援級 |
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参加者数: | 14名 |
期間: | 2022年9月8日(木) ~ 2022年9月8日(木) |
特別支援級担任の先生から「日本文化体験(日本美術鑑賞・模写) 修学旅行事前学習(寺社仏閣の拝観の仕方・襖絵・屏風の鑑賞の仕方など)の学習に活用したい」とのご希望で申し込みをいただき、プログラムを実施しました。事前打ち合わせで内容のすり合わせとともに生徒さんの様子を拝見し、風神雷神/夏秋草図屏風を使用して通常とは異なる内容でプログラムを実施することとなりました。講師は小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が務めました。プログラムは1時間(45分間)を風神雷神図屏風と夏秋草図屏風の鑑賞とし、その後に2時間かけて描いたりシールを用いたりして感じたことをアウトプットする方法としました。前半の鑑賞は、通常のプログラムで重点を置いている表と裏の関係性や夏秋草図屏風の鑑賞には特化せず、見て感じたこと、気になったことを考えてみたり話したりという形で進めました。見知らぬ大人がいつもの教室にいることで緊張している様子もあったため、後半の制作は担任の先生方にお願いしました。
特別支援級の生徒さんにとっても、昔の日本文化や美術はなじみが薄いようでしたが、アニメやゲームの影響で歴史に関わるモノに対する関心はあるようで、屏風の機能が気になったり、色が気になったり、形が気になったり、3Dのように絵が見えたりするなど、多様な感性から感じてもらうことができたように思います。