場所: | 板橋区立向原小学校 |
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参加者数: | 70名(5年生1クラス、6年生1クラス) |
期間: | 2021年11月19日(金) ~ 2021年11月20日(土) |
担当の先生から「国宝の複製に触れながら、自分だけの松林図屏風を作成する機会を生かし、文化財等への関心を高めたい」との希望があり、本プログラムを実施しました(2020年度にお申し込みをいただいていましたがコロナウイルス感染症の影響により中止し、2021年度新たにお申し込みいただきました)。19日に5年生の授業、20日に6年生の授業をそれぞれ2時限分を使って行ない、前半で松林図屏風の鑑賞、後半に制作を実施しました。講師は小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が務めました。
5年生は翌年度に図画工作で習う墨の授業に向けて色の表現などを中心に鑑賞し、制作では松のスタンプ以外にも筆ぺンを使用して黒の濃さを自分で考えながら作っていました。6年生の鑑賞では描かれていないもの(霧・霞・もや)や絵の奥ゆきなどの気づきがあり、制作ではスタンプの一部にのみインクをつけて背景を表現したり、目に見えない空間をあらわしたりと、それぞれの工夫を凝らしたミニ屏風ができました。最後は、鑑賞をして面白かったこと、気づいたこと、知ったこと、制作をして工夫したこと、気づいたことなどの発表を行ないました。
実施の様子① 目の前で屏風を広げ、光を変えて鑑賞した後に、屏風について説明します。
実施の様子② 見えたもの、見えないけれど感じたものなどが順番に発表され、いろいろな人の意見を共有していきました。
実施の様子③ 5年生の制作の様子。色の濃さや配置が工夫されたミニ屏風が次々と完成しました。
実施の様子④ 6年生の制作の様子。色の表現や配置に加え、折ったときの奥ゆきなども考えながら、工夫を凝らしたミニ屏風になりました。