場所: | 東京都立つばさ総合高等学校 |
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参加者数: | 15名 |
期間: | 2021年11月8日(月) ~ 2021年11月8日(月) |
都立つばさ総合高等学校には美術・デザイン系列があり、年間20人程度の生徒さんが美術系大学や専門学校に進学していることから「将来社会で芸術文化の発展に寄与していくであろう生徒たちに、より質の高い鑑賞教育を行なうことで自国文化への興味関心を引き出し、深い理解に導きたい」とのご希望を頂き、美術史の時間で本プログラムを実施しました。2時限分を使ってプログラムを行ない、講師は小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が務めました。
屏風を広げる前から「中にはどのような絵が描かれているか」「どうやって取り扱うのか」など生徒さんたちも屏風に興味津々の様子でした。前半は高精細複製品の鑑賞です。屏風を目の前で開いていき、屏風用照明と自然光で見る高さや位置を変えながらじっくりと鑑賞し、講師との対話や生徒さん同士の意見交換を通じて、見方や感じ方の多様性を学びました。後半の時間で制作を行ない、自分が感じたことや考えたことをスタンプのみで見事に表現してくれました。
実施の様子① 目の前で屏風を広げていきます。文化財の取り扱いに興味を持っている様子でした。
実施の様子② 屏風が作られた当時の灯りを模した照明をつけたまま、複製品に近づきじっくり鑑賞します。
実施の様子③ 後半は自分だけの屏風作り。スタンプのみでの制作にもかかわらず、使い方を駆使して細やかな表現で様々な松林図屛風が出来上がっていきます。
実施の様子④ 最後は自分がつくった屏風を折って、全員分を複製品と並べて鑑賞しました。