複製品詳細
名称 | 孔雀明王像 |
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ふりがな | くじゃくみょうおうぞう |
員数 | 1幅 |
複製材質等 | 絹に印刷、金 |
複製制作年 | 2020 |
複製制作 | 綴プロジェクト(寄贈) |
原品詳細
指定 | 国宝 |
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原品所蔵者 | 東京国立博物館 |
原品材質等 | 絹本着色 |
原品時代・世紀 | 平安時代・12世紀 |
原品機関管理番号 | A-11529 |
作品解説
正面向きで孔雀の背に乗る仏様。これは、様々な災いを除く力があるとされる孔雀明王(くじゃくみょうおう)を描いた作品です。明王は怒ることで人々を導くとされる仏様ですが、この孔雀明王はいつくしみ、あわれむ慈悲の表情を浮かべています。 現存する孔雀明王像の中でも最高傑作と言われるこの作品は、華やかな彩色が目を引きます。ハイライトや色のぼかしを巧みに加え、柔らかでふっくらとした印象を生み出しています。 彩色とともに注目していただきたいのが、金を使った装飾です。ネックレスや腕輪などのアクセサリーには金をたたいて極薄のシート状にのばした金箔を貼り、衣には金箔を細く切って貼りつける截金(きりかね)という技法で文様をあらわしています。一方、孔雀の羽や蓮の葉脈などは、粉末状にした金を動物の骨や皮からつくられた接着剤・膠(にかわ)で溶いた金泥(きんでい)という絵具で、柔らかく描いています。質感の異なる金を使い分けることで、きらびやかでありながらも繊細な仕上がりになっています。 平安仏画の優美な世界観をお楽しみください。 ―ColBase 国立博物館所蔵品統合検索システムより