教育プログラム

自分だけの松林図屏風をつくってみよう!

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 足立区立西保木間小学校
参加者数: 31名(6年生)
期間: 2021年7月2日(金) ~ 2021年7月2日(金)

図画工作ご担当の先生から、「日本美術に親しむ」「モノクロームの世界の中での表現を楽しむ」ことができるようにとのご要望を頂き実施しました。
1クラスで1・2時間目の連続した2時限(各45分)で授業を行ない、講師は西木政統(文化財活用センター企画担当)が務めました。はじめの時限では時間をかけてじっくりと松林図屏風の高精細複製品を鑑賞し、絵の中に広がる風景や音、季節、時間を想像します。それぞれの意見交換を通じて、絵の見方は多様であること、自由に楽しめることを学びました。

続く時限では、空白を設けたびょうぶ型のワークシートに松の木のスタンプを押したり、筆ペンを使って自由に題材を描き足したり、各自個性豊かな自分だけの松林図屏風を作りました。鑑賞の時間に学んだ、空間の間仕切りとしての屏風の特性を生かし、屏風ワークシートで各班の机を仕切るなど、日本文化に対する知識も深まったようでした。


実施の様子① 行灯をイメージした照明も使いつつ、びょうぶを鑑賞。講師からの問いかけに、積極的に手が上がります。

実施の様子② コロナ対策として、生徒さんの発言は1人ずつ。細かなところまでよく観察していました。

実施の様子③ 後半は自分だけのびょうぶ作り。スタンプと筆ペンを使って、思い思いに作業に熱中していました。

実施の様子④ 完成したびょうぶをお友だちと見比べて。十人十色の出来栄えに、話も弾みます。