場所: | 三重県立四日市高等学校 |
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参加者数: | 108名(1年生 選択授業7クラス) |
期間: | 2021年5月20日(木) ~ 2021年5月21日(金) |
三重県立四日市高等学校では過去にも高精細複製屏風を活用した授業を行なっています。3回目の申し込みとなる今回も「日本画を鑑賞し、日本美術の特徴を理解することで、今後の授業で実施予定の貝合わせの制作につなげたい」というご要望を頂き、〈松林図屏風〉を使用し、先生が作成した授業案に沿って実施しました。ただし、今回は東京都が緊急事態宣言下であること、三重県には新型インフルエンザ等まん延防止等重点措置が適用されていたことから、屏風とキットを事前に送付し、現地と〈ぶんかつ〉をオンラインで繋ぐ試みを実証実験として行ないました。授業の前半にあたる解説の講師を、小島有紀子・高橋真作(文化財活用センター 企画担当)が務めました。
以下の3段階で授業を構成しました。「2. 見て感じたことを表現する個人ワーク」では、「ミニ屏風の制作」または「言葉で表す」のいずれかを生徒さん自身に選んでいただきました。
1. 松林図屏風を個人でじっくり見て、構成や描き方を含めた作品の特徴を感じる
2. 見て感じたことを表現する個人ワーク(自分だけの松林図屏風を作るor言葉で表す)
3. 発表とまとめ
今回のオンラインによる実証実験では、通信状況、参加している生徒さんの表情や動きの確認、個人ワークの進行具合の把握などの課題もありましたが、3回目のお申し込みでご担当の先生も流れをしっかりと把握してくださり、講師も学校の様子や配置がわかっていたため対応することができました。
実施の様子① 教室と〈ぶんかつ〉をオンラインで繋ぎ、授業の前半にあたる解説を講師が担当します。
実施の様子② 講師から見た現地の様子
実施の様子③ 画面越しに生徒さんとお話しします。
実施の様子④ 〈ぶんかつ〉側でも屏風を広げ、画面に映しながら鑑賞しました。