教育プログラム

【教員研修】青森県総合学校教育センター講座

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 青森県総合学校教育センター
参加者数: 11名
期間: 2020年10月27日(火) ~ 2020年10月28日(水)

青森県総合学校教育センターが実施する県内の先生方へ向けた講座の中でプログラムをご利用いただきました。ご担当者から「図画工作科、美術科における鑑賞の学習への理解を深め、鑑賞の授業の改善と充実につなげること」を目的としたいとのご要望があり、松林図屏風を使用する3つのプログラムを3時間かけてじっくりと行ないました。本講座は、1日目に図画工作や美術の担当教員が、2日目には音楽の担当教員が参加する構成です。1日目午後の講義を文化財活用センターが担当し、講師は小島有紀子(文化財活用センター企画担当)が務めました。
1日目の担当講座では、鑑賞の授業のポイントについて、松林図屏風を用いたプログラムを実演しながら1時間ほど意見交換を行ないました。その後、鑑賞者自らの中で起きている気づきや学びをアウトプットする方法のうち、声に出す、文字にする以外の例として、プログラム①「自分だけの松林図屏風を作ってみよう!」と、プログラム②「屏風体験!松林図屏風をプロデュース」を体験いただきました。受講した先生からは「様々な鑑賞の仕方や、屏風を使った演習を学ぶことで、児童の興味を引く授業を作ることができるとわかった」などの意見を頂戴しました。
2日目は音楽の鑑賞授業に屏風を活用いただきました。まず屏風を見ながら講師役の方が選んだ3曲を鑑賞し、どの曲が一番合うと思うかを参加者が選びます。さらに松林図屏風に合う音楽を自由に挙げるという形で研修が進みました。
担当者の方からは「教員研修としても活用する価値のある内容でした」とのお声をいただきました。


実施の様子 屏風照明を使用し、見る位置や高さを変えて見え方の違いを体験。