場所: | 川崎市総合教育センター |
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参加者数: | 42名 |
期間: | 2025年7月28日(月) ~ 2025年7月28日(月) |
2024年9月の教員研修受付期間に指導主事の先生より「鑑賞の授業力向上を図りたい」とのご希望で、昨年度の実施に引き続く形で川崎市総合教育センターで教員研修を実施しました。
講師は小島有紀子、サポートは藤田千織、熊谷美和、岡﨑瑠美(文化財活用センター企画担当)が務めました。事前打合せは講師往訪で1回、その後、メール・電話でやり取りの上、当日を迎えました。研修は9:15~12:15(途中休憩15分)で行ない、複製品は「風神雷神/夏秋草図屏風」を使用した研修内容としました。質問は随時お受けする形で、以下の時間配分で進行しました。
9:15-10:00 講義
10:00-10:45 風神雷神図/夏秋草図屏風の講師による模擬授業
(休憩)
11:00-11:45 授業案の作成(グループワーク)
※GIGAタブレット使用、個人用ワークシート、グループワーク用ワークシートをGoogleクラスルームでセンター側が用意
11:45-12:00 発表・デモンストレーション
12:00-12:15 まとめ・アンケート
打合せの段階で担当の指導主事の先生から以下の希望をいただいており、その内容を含んだ研修内容としました。
・何かにつなげる(表現でもなんでも)ための鑑賞として位置付ける
・「見る」「鑑賞する」とは何かを伝える
・研修のねらい「鑑賞のねらいを設定し、ねらいに迫るためのなげかけ(Q)を作れるようになる。」
・自分で投げかけ(Q)を設定できるようにするために、演習①講師によるなげかけ(Q)を体感し、投げかけ(Q)の設定意図について理解できるようにする。
小学校低学年の先生~中学の専科の先生までが参加する研修であったため、授業案の制作とグループワークではそのねらいに到達できなかったケースもあり、内容がむずかしいというご意見もあったことなどを踏まえると、教員研修の内容を構築するにあたっての大変貴重な機会となりました。
