教育プログラム

【教員研修】京都府総合教育センター

ぶんかつアウトリーチプログラム
場所: 京都府総合教育センター
参加者数: 26名
期間: 2024年12月6日(金) ~ 2024年12月6日(金)

高校美術ご担当の指導主事の先生から「高精細複製品の屏風の鑑賞や協議を通し、日本の美術を鑑賞する意義に気付き、積極的に授業に取り入れることができるようにしたい。」というご要望をいいただき、教員研修を実施しました。講師は小島有紀子、サポートは飯田茂雄、松沼穂積(文化財活用センター企画担当)が務めました。事前打合せはご担当の先生がご来館で1回、その後、メール・電話でやり取りの上、当日を迎えました。研修は13:30~16:30(途中休憩10分)で行い、複製品は「松林図屏風」「平家物語 一の谷・屋島合戦図」「風神雷神/夏秋草図屏風」の3種類を使用した研修内容としました。質問は随時お受けする形で、以下の時間配分で進行しました。

13:30~ 導入、文化財・鑑賞についての講義

14:10~ 松林図屛風の鑑賞(講師による模擬授業の実施)
14:40~ 演習①3つの中から作品を選び、個人で授業案を作成する

(休憩)

15:10~ 演習②グループワークで授業案をまとめる

15:40~ 各グループの発表と短い模擬授業の実施

16:25~ まどめ・アンケート

 

参加された先生は中学、高校美術の専任の先生方で、苦手意識はあるものの鑑賞の授業は積極的に行われていたため授業案や模擬授業もスムーズにすすみ、文化財の鑑賞の仕方が学びになったというご意見等をいただきました。


研修の様子①松林図屛風を使用した模擬授業

研修の様子②グループワークの様子(松林図屛風)

研修の様子③グループワークの様子(平家物語 一の谷・屋島合戦図屛風)

研修の様子④グループワークの様子(風神雷神/夏秋草図屏風)